侍・大谷“地元・奥州市公認”応援曲誕生「day by day」 曲に重ねた「目標達成していく姿」

[ 2023年3月8日 05:10 ]

岩手県奥州市発の大谷応援曲をプロデュースした菅野広宣氏(中央)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(28)のWBC出場に合わせて、地元・岩手県奥州市発の応援曲「day by day」が制作された。関係者によると、市公認の応援曲として近く公表される見通しだ。

 分野の異なる音楽を融合したフュージョンサウンドで唯一無二の二刀流を表現したインストゥルメンタル。スーパースターから岩手の「星」を連想し、岩手出身の宮沢賢治の「星めぐりの歌」を外国の少女が朗読する場面からスタートする。その後「カモン!ショウヘイ!」の掛け声とともに軽快なメロディーが展開され、大谷が本塁打を放った時の打撃音や市民のコーラスも挿入されている。

 「大谷翔平奥州市ファンクラブ」の菅野広宣代表(61)がプロデュースし、市出身のミュージシャンEryca(エリカ)が作曲。5日に同曲の一部をSNSで公開した菅野代表は「岩手を感じながら、大谷くんが今度はどんな景色を見せてくれるんだろうというワクワク感を曲で表現した」と説明。曲名に「頑張りながら日々を積み重ね、一つずつ目標を達成していく姿を重ねた」との意味を込めた。

 今後の反響次第でCDや配信などでのリリースも視野に入れる。収益は慈善団体への寄付や奥州市の子供たちの支援活動に使う考えで「第2、第3の大谷が育つよう力になりたい」と菅野代表。「本人にもぜひ聴いてもらいたい。この曲の最終ゴールは大リーグの試合で登場曲に使ってもらうことです」と期待に胸を膨らませた。

 その大谷は6日の強化試合で驚弾を連発するなど絶好調。これには菅野代表も「ずっと盛り上がりっぱなしですよ」と興奮を隠せない。あす9日の侍ジャパン初戦(対中国)は東京ドームで観戦予定。大谷の先発が濃厚で「生で応援するのは6年以上ぶり。今回でしばらく日本でプレーする機会がないかもしれないので、しっかりと目に焼き付けたい」と全力応援を誓った。 (安田 健二)

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