辛坊治郎氏　インフルエンサー追徴課税で収入事情分析「これだとメシ食えないよね」

辛坊治郎氏
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　キャスター辛坊治郎氏（66）が8日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム　そこまで言うか！」（月～木曜後3・30）に生出演し、インフルエンサーの実情について解説した。

　SNS上で多数のフォロワーを持つインフルエンサー9人が、東京国税局の税務調査を受けて2021年までの6年間で約3億円の申告漏れを指摘されたことが8日、各メディアで報じられた。追徴課税額は合わせて約8500万円という。

　番組ではこのニュースをピックアップした。辛坊氏は「インフルエンサーの女性9人、どうやら全員、風邪引いてたらしいよ」とインフルエンザと絡めてジョーク。一方で「実は風邪っ引きのひどいやつのインフルエンザも、語源は実は一緒だからね」とも説明した。

　辛坊氏が気になるのは、その収入事情。「手元の資料だと、フォロワー数で年収が全然違って、3万までのフォロワーだと、年収で40万円ちょっとくらい」と解説し、「これだとメシ食えないよね」と感想を語った。逆にフォロワーが12万人を超えると、年収は600万円超だという。

　昨年6月の調査によると、インフルエンサーを本業にしている人の平均年収は約411万円で、最大年収は3000万円。アシスタントの内田雄基アナウンサーは、「もっと稼いでいる人がいるということは、一部の人が飛び抜けて稼いでいるという感じですかね？」と疑問を口にした。

　すると辛坊氏は、「ユーチューバーとかもそうだろうね。ネットニュースになるような何百万単位でフォロワーがいるような人たちって、ごくごくごくごくひと握りというやつで」と分析。近年は子供たちの憧れの職業の上位にユーチューバーが来ることが多いが、辛坊氏は「よい子の皆さん、そういうところを目指さない方がいいですよ。地道に頑張りましょう。ニッポン放送は福利厚生もしっかりしていますから」と、人気インフルエンサーへの険しい道のりを強調していた。