「どうする家康」ブラック今川氏真にネット反響!瀬名どうなる?次回予告「一人残らず…」溝端淳平が好演

[ 2023年1月23日 05:30 ]

大河ドラマ「どうする家康」第3話。松平元康が離反。まさかの報に今川氏真(溝端淳平)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は22日、第3話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどのヒット作を生み続ける古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河“初出演”にして初主演となる。

 第3話は「三河平定戦」。故郷の三河・岡崎へ戻った松平元康(松本潤)は、打倒・織田信長(岡田准一)を決意するが、弱小の松平軍は全く歯が立たない。一方、今川氏真(溝端淳平)は援軍をよこさず、本多忠勝(山田裕貴)らは織田に寝返るべきだと言い始め、駿河・駿府に瀬名(有村架純)を残す元康は今川を裏切れないと悩む。そんな中、伯父の水野信元(寺島進)が岡崎城に“ある人”を連れて来る。それは16年前に生き別れた元康の母・於大の方(松嶋菜々子)だった…という展開。

 母子再会の感涙も束の間。於大は「今川と手をお切りなさい。今川はもうおしまいです」「そなたの父上は、かつて尾張におったそなたを見捨てました。恨んでおいでか。わたくしは、たいそう立派なご判断であったと思います。主君たる者、家臣と国のためならば己の妻や子ごとき平気で打ち捨てなされ!」「そなたを助けている吉良義昭殿を攻め、所領を切り取られよ。それが信長様への返事になる」と愛息を叱咤激励した。

 忠臣・酒井忠次(大森南朋)と石川数正(松重豊)も土下座し、決死の進言。元康は「嫌じゃ…嫌じゃ…わしは駿府に、妻と子のもとに帰るんじゃ!」と泣き叫んだが、吉良攻めを実行。信元は「ようやく、正しい方に(博打を)はったな」。元康の離反に、氏真は「嘘じゃ…元康…」。三河武士の妻たちが斬られ、瀬名は「お富!おふみ!」と絶叫。氏真の家臣は部屋に押し入り、竹千代を取り囲んだ――。

 史実としては、元康の離反に激怒した氏真は永禄4年(1561年)、吉田城城代・小原肥前守鎮実に命じ、人質としていた松平側の武将の妻13人を処刑したという。豊橋市には供養塔「十三本塚(とみもとづか)」がある。

 2021年1月期のTBS日曜劇場「天国と地獄~サイコな2人~」に代表されるように“いい人キャラ”の印象が残る溝端だが、今回の今川氏真については「戦国武将の中でも特に数奇な生涯を辿った人だと思います。血筋も育ちもいいサラブレッドですが、実は劣等感の塊でもあり、父親(今川義元)に認められたい、家康を超えたいという一心で武人としての研鑽を積みながらも、自分に才能がないことにもがき苦しむ、人間くさい人物という印象です」。溝端の好演に、SNS上には「氏真、意外とブラック。良き」「氏真の心情もつらい。闇落ちしていくよ。淳平君、いいお芝居」「爽やか御曹司が徐々にブラック化…溝端氏真ありがとうございます」などの声も。第2話オンエア終了後には「今川氏真」がYahoo!リアルタイム検索のトップテンに入る反響を呼んだ。

 次回予告。氏真は瀬名に刀を振りかざし「一人残らず打ち首!」。瀬名&竹千代を人質に、どう出るか。溝端の“新境地”も期待される。

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2023年1月23日のニュース