フジテレビ「忍者に結婚は難しい」 10ページ読んで確信　ドラマ化への運命の出合い

フジテレビ木10ドラマ「忍者に結婚は難しい」で夫婦役を演じる菜々緒と鈴木伸之（フジテレビ提供）
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　フジテレビの連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」（木曜後10・00）は、菜々緒（34）演じる甲賀忍者と鈴木伸之（30）演じる伊賀忍者の末裔（まつえい）同士が、互いの素性を隠しながら破綻寸前の結婚生活を送るコメディー作だ。

　とっぴな設定ではあるが、現実感あふれる夫婦生活や忍者アクションのシーンなどが話題を呼び、若年層からの支持も厚い。プロデューサーを務める貸川聡子氏は「暗殺のプロ同士が結婚した米国の映画『Mr.＆Mrs.スミス』のような設定で、現代社会にも問題提起できるような夫婦関係を描けたら」と狙いを語った。

　原作は、同局でもドラマ化された「ルパンの娘」シリーズなどを手がけた横関大氏の同名小説。貸川氏によると、今回の企画が立ち上がったのは昨年3月ごろで、実は小説が出版される前だったという。「企画のためにさまざまな原作を調べているうちに、偶然まだ発売前だった今作のゲラを読むことができた。読んで10ページくらいで“これでドラマ化いける！”と思いました」と、運命的な出合いだったことを明かした。