「世界人口の9割は免疫獲得」 WHOの見解に専門家が私見「世界全体ではワクチン行き渡っていない国も」

[ 2022年12月7日 17:33 ]

日本テレビ
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 感染制御学を専門とする東邦大学の小林いんてつ教授が7日、日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)にリモートで生出演し、新型コロナウイルスの感染状況をめぐる世界保健機関(WHO)の見解についてコメントした。

 WHOのテドロス事務局長は2日の会見で、新型コロナについて「世界人口の9割はある程度の免疫を獲得している。緊急対応期は終わったといえる状況に近づいたが、まだ至っていない」とし、感染やワクチン接種による免疫獲得が進んでいるとの考えを示した。

 この見解について、小林氏は「どっち付かずの表現を使われているんですけど、先進国を中心に見ていくとある程度、それに近い免疫獲得にあるんじゃないかと」と、先進国目線からの表現と指摘。「世界全体を見渡すとまだまだワクチンが行き渡っていない国もあるかと思います」とした。

 欧州やシンガポールなどで、新たな変異株が確認されているが、小林氏は「BQ・1、XBBとかそういうような株の感染力が、前回のオミクロンに置き換わったような形で、強い状況ではないかもしれないということですね」と、オミクロン株の感染力と比較し、見解を示した。

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2022年12月7日のニュース