「鎌倉殿の13人」義時　箸投げつけた！“地雷”踏み合い夫婦→次回予告のえさん“般若”ネット震える

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第46話。愛息・北条政村を跡継ぎに…のえ（菊地凛子）の申し出を却下し、不機嫌な北条義時（小栗旬）（C）NHK
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　俳優の小栗旬（39）が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（日曜後8・00）は今月4日、第46話が放送された。話題のシーンを振り返る。

　＜※以下、ネタバレ有＞

　稀代の喜劇作家にして群像劇の名手・三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。物語は、江戸幕府まで続く強固な武家政権樹立を決定づけた義時と朝廷の決戦「承久の乱」へと向かう。三谷氏は2004年「新選組！」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は大河8作目にして初主演に挑んだ。

　第46話は「将軍になった女」。のえ（菊地凛子）が愛息・北条政村（新原泰佑）を跡継ぎに、と食事中の北条義時（小栗）に申し出る。「昔のことをほじくり出すのは気が引けるけど、あの子（北条泰時）の母親（八重）は訳ありだったんでしょ」「そもそも、八重さんも比奈さんも北条にとっては敵の血筋ではありませんか」。義時は箸をお膳に投げつけ、不機嫌に。「何が言いたい」「私はまだ死なん。今する話ではない」と耳を貸さず、立ち去った。

　二階堂行政（野仲イサオ）は孫娘を「馬鹿もん！俺の見込みじゃこれから数百年は北条の天下だ。どうしてもっと食い込まない！」「政村は立派に育っておるではないか。何があっても、家督を継がせるんだ。泰時に持っていかれたら、目も当てられないぞ」と叱責。のえは「あの親子はおかしいんですよ。喧嘩ばかりしてるくせに、どこか認め合ってる。気持ち悪いったらありゃしない！」とぶちまけた。

　行政は「あの方に相談してみろ。きっと、相談に乗ってくれる」「政村の村の字は誰からもらった。烏帽子親の、三浦義村殿だ」。義村（山本耕史）にカメラがズームアップ。義村もカメラ目線でニヤリと不敵な笑みを浮かべた。

　そもそも前回第45話「八幡宮の階段」（11月27日）、源実朝（柿澤勇人）の右大臣拝賀式で太刀持ちを源仲章（生田斗真）に奪われ、公暁（寛一郎）の凶刃から逃れて命拾いした義時は、のえに「おまえも救われたな。あいつ（仲章）はおまえに目をつけていた。いずれおまえは、言わなくてよいことをしゃべっていただろう。私はおまえを斬っていたかもしれない」「八重も比奈も、もう少しできた女子（おなご）だった」と冷たい嘆き。のえは「言っていいことと、悪いことがございます！今のは、どちらでしょうか。今のは、どちらでしょうか！」と問い詰めたが、義時は何も言わずに立ち去った。

　SNS上には「義時さん、歴代奥さんと比べるのは地雷ですよ（前回）」「あ、地雷爆発した。裏返って割れた声が悲壮だわ、のえさん（前回）」「のえが『政敵の家系の子』扱いした泰時くん。まさに八重を生母に、比奈を養母に持って親の誇る最高傑作に成長したから、そら義時からすれば最悪の地雷の踏み方ですわ（今回）」「のえが義時の地雷を踏み抜いてるように視聴者からは見えるんだけど、のえからすれば鎌倉の賊軍の娘の子たちが跡を継ぐのは訳分からんよな（今回）」「地雷踏み合うの趣味なの？この夫婦（今回）」などの声が続出。

　そして、次回予告「ある朝敵、ある演説」（第47話、12月11日）。のえは涙ぐみながら鬼の形相。SNS上には「次回予告ののえさんの目つきが超怖かった」「義時、何を言ったんだ…」「政村を後継ぎに！と迫るのえさんが、昔のりくさんに似て見えた。予告ののえさんの表情が般若のよう」「本編も凄かったけど、次回予告ののえさんの表情に完全に持っていかれたよ…。あれが菊地さんの真骨頂なんだろうな。俳優って凄い」「予告ののえさんの顔、比喩なしで能面の般若の顔よ。そして息子・政村の『村』は義村から。のえ、政村、義村…来週、何も起こらない訳ないやん」などの声が続出。夫婦の間に一体、何が起こるのか。