「鎌倉殿の13人」佐藤浩市長男・寛一郎 大河初出演&“親子共演”源頼家の息子・公暁役 父は上総広常

[ 2022年3月1日 16:13 ]

NHK「鎌倉殿の13人」で源頼家の息子・公暁(こうぎょう)役を演じ、大河ドラマ初出演を果たす寛一郎
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 俳優・佐藤浩市(61)の長男で若手注目株の俳優・寛一郎(25)が放送中のNHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演を果たすことが1日、番組公式ツイッターで発表された。源頼家(金子大地)の息子・公暁(こうぎょう)役を演じる。今作には、父も18年ぶりに大河出演。“坂東の巨頭”こと上総の武士・上総広常役で第6話(2月13日)から登場し、圧倒的な存在感を示している。公暁は上総広常の没後に誕生。同一作品出演の“親子共演”となるが、同一シーンはないとみられる。

 2017年に俳優デビュー。映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(監督廣木隆一)で第27回日本映画批評家大賞(同年度)の新人男優賞、18年には映画「菊とギロチン」(監督瀬々敬久)で第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞に輝いた。19年10月期のTBS日曜劇場「グランメゾン東京」でゴールデン帯の連続ドラマ初レギュラー。20年公開の映画「一度も撃ってません」(監督阪本順治)で父子初共演を果たした。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 寛一郎が今回演じる公暁は、源頼朝(大泉洋)の嫡男・源頼家(金子)の息子。父の無念を晴らすため日本史上に残る大事件を引き起こす。

 寛一郎は「実直であり、感情的であり、若さゆえの愚かさもあり、作法があるなか、個人の選択で、あの時代で仇討ちの象徴と言ってもいい彼を、革命児として認識しています。そんな彼を演じられることをうれしく思います。時代と遊離してしまう彼の心情と近い部分を探して、表現していければと思っています」と張り切っている。

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2022年3月1日のニュース