武井壮会長 ロシアへの憤り「愚かで原始的な方法でしか国益、豊かさを手に入れられないのか」

[ 2022年3月1日 09:56 ]

武井壮
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 タレントで、日本フェンシング協会会長も務める武井壮(48)が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に生出演。日本フェンシング協会が、フェンシング女子エペW杯ロシア大会について、団体戦の辞退並びに大会の中止または延期を申し入れたことについてコメントした。

 ウクライナのEU加盟問題からロシアによるウクライナの国家主権及び領土侵害に発展した国際的危機をめぐる問題で、日本フェンシング協会は先月27日に公式ツイッターを更新。「女子エペW杯ロシア大会について、国際連盟及び大会統括者に申し入れていた次戦開催地(ハンガリー)への安全な移動の確約が取れたことから、団体戦の辞退並びに大会の中止または延期を申し入れました」と報告した。

 日本フェンシング協会会長を務める武井は「まずは選手たちの安全の確保を最優先にして、ロシアでの大会に関しては大会の中止、延期を求めつつ団体戦の棄権を決めさせていただきました」と報告。「スポーツの現場にもこうしたフェアな戦いを阻害されてしまう出来事になっていたりとか、選手たちは未来を手にするための戦いが阻害されてしまっているという影響も出てきていて…」と持論を展開した。

 最後には「本当にこれだけ文化が発達して、ITだったりとか経済だったりとか宇宙開発だったりとか新技術の開発だったりとか様々な所で戦える世の中でなぜこんな、愚かで原始的な方法でしか国益だったりとか豊かさを手に入れられないのかすごく憤りを感じています」と私見を述べた。

 先月25日からソチ(ロシア)で開催されている同大会。日本代表チームは大会開催前から入国し、調整を行っていた。その中で、日本フェンシング協会は関係諸機関と協議しながら選手、関係者の安全確保にあたり、同時に次戦の開催地であるハンガリーへ安全に移動できることの保障を申し入れていたという。そして、26日にその保障の確約が取れたことから、団体戦の参加辞退並びに大会の中止または延期を申し入れた。

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2022年3月1日のニュース