「鎌倉殿の13人」注目の静御前は石橋静河!大河初出演 不安も同名“しずか”「力湧いて」菅田義経を虜に

[ 2022年3月1日 14:13 ]

NHK「鎌倉殿の13人」で注目の静御前役を演じ、大河ドラマ初出演を果たす石橋静河
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 女優の石橋静河(しずか、27)が放送中のNHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演を果たすことが1日、番組公式ツイッターで発表された。源義経(菅田将暉)を虜にする舞女、注目の静御前(しずかごぜん)役を演じる。SNS上でキャスティングが話題になっていた。同じ名前“しずか”つながりの“縁”となったが「静御前は伝説の人という印象で、自分に務まるのかと不安になりましたが、1000年近く前に同じ名前の女性が懸命に生きていたのだと思うと、彼女の内面の美しさをしっかり表現したい、と自分の中から力が湧いてくる感じがしました」と心境。もともとはダンサーの石橋の本領発揮となる「静御前の舞」のシーンに期待が高まる。

 俳優・石橋凌と女優・原田美枝子の次女。米国、カナダへバレエ留学。2013年に帰国し、コンテンポラリーダンサーとして活動。15年に女優デビューし、18年前期の連続テレビ小説「半分、青い。」で朝ドラ初出演。ヒロイン・鈴愛(永野芽郁)の幼なじみ・律(佐藤健)の妻・より子役を好演し、注目を集めた。17年公開の映画「夜空はいつでも最高密度の青色だ」で数々の新人賞に輝いた。

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛け、俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 石橋が今回演じる静御前は、義経(菅田)を虜にした都随一の白拍子(しらびょうし=鎌倉時代に盛行した歌舞、その歌舞を演じた舞女)。北条時政(坂東彌十郎)に捕まり、悲劇の待つ鎌倉へ。大河ドラマにおいては1966年「源義経」で藤純子、79年「草燃える」で友里千賀子、05年「義経」で石原さとみが演じた。

 石橋は「静御前の人生について勉強する中で、凛とした強さやしたたかさがありながら、ウソのつけないとても正直な女性だったのだろうと思いました。静御前は伝説の人という印象で、自分に務まるのかと不安になりましたが、1000年近く前に同じ名前の女性が懸命に生きていたのだと思うと、彼女の内面の美しさをしっかり表現したい、と自分の中から力が湧いてくる感じがしました」と気合十分。

 三谷作品は初参加。三谷氏と誕生日(7月8日)が同じとあり「子どもの頃から勝手に親近感を抱いていました!(笑)」と茶目っ気たっぷりに明かした。

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2022年3月1日のニュース