「鎌倉殿の13人」快進撃の三浦透子「贅沢」大河初出演!義経の正妻・里役 静御前・石橋静河と強烈バトル

[ 2022年3月1日 15:13 ]

NHK「鎌倉殿の13人」で源義経の正妻・里(さと)役を演じ、大河ドラマ初出演を果たす三浦透子
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 今月27日に授賞式が行われる米アカデミー賞作品賞にノミネートされた映画「ドライブ・マイ・カー」(監督濱口竜介)で各賞を総なめにしている女優の三浦透子(25)が放送中のNHK「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)で大河ドラマ初出演を果たすことが1日、番組公式ツイッターで発表された。源義経(菅田将暉)の正妻・里(さと)役を演じる。脚本・三谷幸喜氏(60)の作品に出演するのも初となり「大河ドラマ、三谷作品、2つの初めてを一気に味わえたのは贅沢だったと感じています」と喜び。義経をめぐり、静御前(石橋静河)と“強烈バトル”。源頼朝(大泉洋)をめぐる北条政子(小池栄子)VS八重(新垣結衣)&亀(江口のりこ)に続く“女の闘い”に期待が高まる。

 2002年、6歳の時、サントリーの清涼飲料水「なっちゃん」のCMに“2代目なっちゃん”としてデビュー。以後、コンスタントにドラマや映画に出演。19年公開の大ヒットアニメ映画「天気の子」の主題歌を担当。名前のように透明感のある歌声で、歌手としても高評価を得た。「ドライブ・マイ・カー」は重い過去を背負う寡黙な運転手役で唯一無二の存在感を示した。放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で朝ドラ初出演。快進撃が続く。

 俳優の小栗旬が主演を務める大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 三浦が今回演じる里は、比企から送り込まれた源義経(菅田)の正妻。転落する義経への愛を貫き、共に平泉へ向かう。義経は都随一の白拍子(しらびょうし=鎌倉時代に盛行した歌舞、その歌舞を演じた舞女)・静御前(石橋)の虜に。

 三浦は「自分は正室であり、相手には妾がいる、この感覚をつかむのは正直非常に難しかったです。が、根っこにあるものは、愛する人の心が別の人のところに向いている、その寂しさだと思います。それは理解できると思いました。自由とは言えない生活の中で、それぞれに自分の心を貫く静と里、違う強さを持ったとてもカッコいい女性だなと感じました。演じられて、とても光栄です」。本格的な時代劇も初挑戦。「本格的な時代劇も初めてだったので、お着物の扱いなど、不慣れなことばかりでした。最初はやっていいこと、やってはいけないことを考えるのに必死でしたが、徐々に制約を楽しむ感覚というか、それがあるがゆえに生まれる感情もあるんだと発見できました。とても良い経験になりました」と手応えを示した。

 石橋は「義経役の菅田将暉さんと、里役の三浦透子さんのお二人は、役者としてとても頼もしく、一緒にお芝居をしていて凄く楽しかったです。特に三浦さんとは、女同士の戦いが強烈かつコミカルに描かれていて、カットがかかると2人でつい笑ってしまうような、そんな明るい時間でした」と明かした。

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2022年3月1日のニュース