西川きよし オンライン介護で「楽しいプログラムをお届けしたい」 笑いの効用説く

[ 2021年9月22日 11:56 ]

西川きよし
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 タレント・西川きよし(75)は22日スタートの「よしもとお笑い介護レク~オンライン~」のオンライン発表会見に出席。「お年寄りや施設のスタッフの方に、我々が少しでも笑顔を」と意気込みを語った。

 西川は妻・ヘレン(74)とともにきよしの両親、ヘレンの実母の3人を同時期に多重介護。また、86年からの参院議員時代には18年にわたって社会福祉に力を入れた。芸人になって50年以上、高齢者施設などを訪問。「楽しくレクリエーションしてきた」と言う。新型コロナ禍で「今、(施設訪問が)全くできない状況」と現状について語り、「オンラインでつないで、楽しいプログラムをお届けしたい。笑うとキラー細胞が増える。抵抗力もできるし、病気の抑止力にもなる。エエことです」と笑いの効用を説いた。

 吉本興業には、47都道府県の住みます芸人を中心に30人以上の「レクリエーション介護士」の有資格者がいる。「よしもとお笑い介護部」を結成し、各地で活動中。この日司会を務めたレギュラーの西川晃啓(42)、松本康太(42)の2人も14年から介護に関する資格を取得。施設を訪れて、お年寄りの昔のことを持ちネタの「あるある探検隊」で披露し、脳トレを楽しんでもらっている。現在は、施設訪問が難しいため、オンラインを使っての介護レクリエーションをお勧め。「笑いで気持ちが前向きになる」とレギュラーの西川は強調した。

 この日は午後からオール巨人(69)がリモートコンサートを実施。1500事業所の2万人が視聴する予定だ。

 「よしもとお笑い介護レク~オンライン~」は、吉本興業が「エブリ・プラス」「NTT東日本」「BCC」「介事連」とともに、地域の介護施設が取り組んでいる被介護者への認知症予防や健康維持等ADL(日常生活の動作)、QOL(生活の質)の向上を目的に実施している介護レクリエーションを手伝うための、オンラインによる「笑い」があるサービスコンテンツ。22日から提供を始めた。

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2021年9月22日のニュース