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「おかえりモネ」前田航基 剃髪シーン初挑戦!幼なじみに刈られ「三生は幸せ者」ネット涙&絶賛「役者魂」

[ 2021年9月22日 08:15 ]

「おかえりモネ」前田航基インタビュー

連続テレビ小説「おかえりモネ」第93話。三生役の前田航基が剃髪シーンに初挑戦。三生の髪にバリカンを入れる幼なじみ・悠人(高田彪我・上)と父・秀水(千葉哲也・下)(C)NHK
Photo By 提供写真

 NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で主人公・百音(清原果耶)の幼なじみ・三生役を好演している俳優の前田航基(22)が、22日に放送された第93話で役者人生初の剃髪シーンに挑戦した。実家の寺を継ぐ決意をした三生の頭に、幼なじみたちが順にバリカンを入れていき、さながら大相撲の断髪式。初登場時は人生初の金髪姿になり「1つの役で金髪と剃髪というのは初体験だったので、あらためて演じ甲斐のある面白い役だと思いました。幼なじみたちに頭を刈ってもらうシーンを頂けて、三生は幸せ者」と感謝した。三生の覚悟と前田の役者魂に、SNS上には感涙や称賛の声が殺到。話題を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 SNS上には「何なんだ、この剃髪の儀式、泣ける」「三生の覚悟。泣けてくるよ。朝から泣かすなよ」「これは一発撮りだから緊張半端なかっただろうねぇ」「地毛だよね。役者魂だね」「半分モヒカンで泣かすことができるのは朝ドラの長い歴史でも三生だけ」「昨日も一昨日も涙出なかったのに、三生のシーンで涙ボロボロ出てきた」「三生、泣かせるじゃん、もう!一大決心だね。一番にバリカンで髪を切るりょーちんの真剣な顔から、いろんな気持ちが見えた気がした。若者よ、頑張れ」「災害と寺。島から離れない者の象徴として三生は描かれていたと思う。葛藤と覚悟を演じ切った、まえだまえだのお兄ちゃんがこんな凄い俳優になると思ってなかったなぁ」「三生の寄り道はだーれも責めたりできない。むしろ、みんな温かく見守ってくれたからこその決断。本当によく決心したね。力士の断髪式みたいで笑っちゃったのに、最後は嗚咽。朝からとんでもないもの見た。このドラマ、脇役が誰一人としていなくて凄い…」「序盤の三生の家出とコージィの関わり、汐見湯での幼なじみトークでの三生とりょーちんの関わりを経て、寺を継ぐと決めた三生がコージィに決意表明をし、最初にバリカンを入れる役をりょーちんが引き受ける。これまでのすべてのエピソードを集約していく脚本の凄さよ」などと感動と絶賛の声が相次ぎ、反響を呼んだ。

 朝ドラ通算104作目。清原とタッグを組んだNHK「透明なゆりかご」やテレビ東京「きのう何食べた?」などで知られる安達奈緒子氏が手掛けるオリジナル作品。朝ドラ脚本初挑戦となった。タイトルにある「モネ」は主人公・永浦百音(ももね)の愛称。1995年に宮城県気仙沼市に生まれ、森の町・登米(とめ)で青春を送るヒロイン・百音が気象予報士の資格を取得し、上京。積み重ねた経験や身につけた技術を生かし、故郷の役に立ちたいと奮闘する姿を描く。

 前田の朝ドラ出演は2010年後期「てっぱん」以来、約11年ぶり2作目。当時は小学6年生。田中荘に下宿するプログラマー・中岡徹(松尾諭)の一人息子で、ヒロイン・村上あかり(瀧本美織)が開くお好み焼き店「おのみっちゃん」の名付け親となる民男役を演じた。

 今回演じるのは、百音の中学・高校の同級生・後藤三生。創建1120年を誇る亀島・星明寺の息子。高校卒業後は仏教を学ぶため仙台の大学に進学したが、僧侶の父・秀水(千葉哲也)に断りなく逃げ出し、第12話(6月1日)のラスト、百音の実家に突然現れ、百音に「匿ってくれ」と頼み込んだ。前田は人生初の金髪姿を披露。ド派手な初登場を飾った。

 明るく人懐っこい“愛されキャラ”だが、三生も百音らと同じく心の奥底に葛藤を抱えていた。

 第78話(9月1日)、百音や明日美(恒松祐里)ら幼なじみ6人が百音の下宿先、東京・汐見湯に久々に集結。父・新次(浅野忠信)が再び酒に手を出したことを知り、亮(永瀬廉)は“失踪騒動”。「もう全部やめてぇわ」と百音に吐露した。

 百音が汐見湯に連れ戻したものの、亮は明日美と三生の手を取り「もうできないじゃん、昔(小学生の時に山へ行き)UFO呼んだ時みたいに、こうしてみんなで円くなって手つないで叫ぶ、みたいなの。もう大人だし。心を一つに、とか、そんなの無理だし。結局、誰も何も言えないし、祈ってもUFOは来ない。オレももう改造されない。一生、ずっとこのまま。でも、それはしょうがない」と諦観。

 しかし、三生は離れかけた亮の手を両手で握り返し「UFOは来たよ。だってオレ見たもん、だから泣いたんだよ。そうだよ、来たよ、あん時。みんなで祈れば、叶うんだよ」「でも今は、オレは、おまえもさ、みんなバラバラのとこいたって、これからだってUFOは呼べんだよ。信じてるよ。手なんかつながなくたっていい(亮の手を離す)。心を一つになんかしなくたっていい。オレらはUFOだって何だって呼べんだよ!(5人に)泣くな!オレら、もう普通に笑おうよ」と大泣きしながら友情を訴え、視聴者の感動と涙を誘った。

 そして、この日の第93話。突風被害の片づけも落ち着いた永浦家。三生はバーベーキューの最中に「オレはもう決めたんす。オレは創建1125年の星明寺を継ぎま~す!何?みんな、まだ疑ってんの?オレは決めたんだ。その証拠に(ハサミを手に取り、自分の髪を切る)(周囲に止められながら)オレ、本気なんです!」。部屋にブルーシートを敷き、剃髪の準備。バリカンを持ってきた耕治(内野聖陽)に、三生は「耕治さん、オレは耕治さんと違う道を行きます。親の仕事、継ぎます」――。

 耕治は「じゃあ、皆さんで見届けてやりましょう」とバリカンのスイッチを入れるが「オレじゃねぇな、これ。違うな、これ。若けぇの、おまえたちでやってやれ」。亮(永瀬廉)、悠人(高田彪我)、百音、未知(蒔田彩珠)とバリカンを入れていった。東京の明日美(恒松祐里)にはスマートフォンを通じて“中継”。最後は眠っていた三生の父・秀水(千葉哲也)を起こし、仕上げ。三生は父に一礼。自然と拍手が起こり、父子は万感の表情を浮かべた。

 兄弟漫才コンビ「まえだまえだ」時代に丸刈りの経験はあるが、剃髪シーンは今回が初。前田は「1つの役で金髪と剃髪というのは初体験だったので、あらためて演じ甲斐のある面白い役だと思いました。幼なじみたちに頭を刈ってもらうシーンを頂けて、三生は幸せ者。愛されていると感じました。シーンの中でみんなに剃ってもらうのと、別で剃ってから『こうなりました』と登場するのでは、だいぶ意味が違ってきますから。付加価値を付けていただいて、本当にありがたかったです」と感謝した。

 幼なじみ・悠人役の高田彪我(19)も「僕も、人の頭にバリカンを入れるのは初体験。マネキンで練習したりしました。相手と深い仲じゃないと、なかなかできない行為。幼なじみの絆を語る上で必要不可欠なシーンなので、携わることができて、とてもうれしかったです」と喜んだ。

 前田は「三生は、自分とちょっと似ているなと思うところもあって。家業じゃないにしろ、僕も4歳ぐらいからお芝居をしていて、楽しくて好きで続けている中でも、これをお仕事にするのかと悩んだ時期もありました。最終的に『お芝居を仕事にしたい』と決意したんですが、三生も寺に生まれて、そのままお坊さんになるしかないのかという悩みがある役柄。僕にとっては共感できる部分が多かったです」と共通項を見いだし、役作り。

 朝ドラ前作「おちょやん」の弟・前田旺志郎(20)に続く“兄弟リレー”については「おかげもあって、旺志郎の兄ということで引き続きご覧いただいたという方もいらっしゃって、凄くうれしかったです」と笑みを浮かべた。

 「まえだまえだ」を経て、役者の道へ。小学6年生以来、約10年ぶりに朝ドラ凱旋。「お芝居に打ち込んできて、あこがれの枠にまた呼んでいただけて、本当に幸せです」。東日本大震災を題材にした15年3月のNHK特集ドラマ「LIVE!LOVE!SING!生きて愛して歌うこと」にも参加。「(今作も震災がテーマの1つになり)勝手に縁を感じていて、もの凄くありがたく思っています」と感慨深げに語った。

 「般若心経はテクノ」という台詞が「三生らしい捉え方。一度はお寺を継ぐことから逃げ出しましたが、震災の時に感じた寺の役目、親父の覚悟と向き合って、幼なじみたちとも笑い合えるようになりました。そうやって僧侶の仕事に誇りと愛情を持てるようになった三生の熱さや素直さが、僕も好きなんだと思います」と愛着。

 その分、三生との“別れ”は寂しい。クランクアップが近づく中のインタビュー。「(終わってしまうので)撮影に全然、行きたくないです(笑)。中学時代から、今の自分より年上の24歳まで演じて、幼なじみのみんなと仲良く年を重ねられたことには幸せしかありません。だから、前田航基としても全然、終わりたくないんです」と早くも“ロス状態”になっていた。

 ドラマは第20週(9月27日~10月1日)から第3部「気仙沼編」に突入。百音はウェザーエキスパーツ気仙沼支社第1号の社員として故郷に帰る。三生や悠人ら幼なじみたちの活躍も注目される。

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