海老蔵&勸玄くん 息ぴったり34年ぶり親子共演「今回が最初で最後になるかもしれません」

[ 2021年5月30日 05:30 ]

東京・明治座で上演された「海老蔵歌舞伎」の「実盛物語」で、成田屋としては34年ぶりに親子共演した市川海老蔵と堀越勸玄くん(C)松竹
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 歌舞伎俳優の市川海老蔵(43)が29日、東京・日本橋浜町の明治座で「海老蔵歌舞伎」の初日を迎えた。同所できょう30日まで上演。成田屋にゆかりのある「実盛物語」では、長男の堀越勸玄(かんげん)くん(8)と共演。市川宗家では34年ぶりの親子共演が実現した。

 勸玄くんは、泣きの演技や笑いの演技で舞台を駆け回り、観客約1100人を魅了。最大の見せ場である親子2人で人馬にまたがるシーンでは、この日一番の拍手に包まれた。

 海老蔵自身、1987年に父の十二代目市川團十郎さんと共演。今度は自分が当時の團十郎さんの立場となった。「今回が最初で最後になるかもしれません」と語る演目。馬上では勸玄くんを支えながら、時折父の顔も見せていた。この日のブログで「たくさんのお客様です。ありがたい」と感謝した。6月4~13日には京都・南座でも上演する。

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