宮澤エマ「おちょやん」撮影中に天国へ旅立った祖母の夢とともに 求められ続ける女優に
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14日に大団円を迎えたNHK連続テレビ小説「おちょやん」で一躍注目を浴びたのが宮澤エマ(32)だ。杉咲花(23)演じる主人公・千代の継母・栗子を好演。ネットでは絶賛が相次ぎ、制作のNHK大阪放送局の角英夫局長に「鳥肌が立った」と言わしめた。その裏側には、撮影期間中に亡くなった米国人の祖母の存在があった。
第1週では千代を容赦なく奉公に出す憎らしい女性だった栗子。その後ぱったり物語から姿を消したが、第21週に再登場。約30年の時を経て、役者になった千代にずっと花かごを贈り見守ってきた“花かごの人”であることが明らかにされた。
およそ結びつかないその行動。伏線も一切ない。しかし見る者に「そんなバカな」という疑問を全く感じさせなかった。「素直に感動できるように伝えられるか、凄く怖かった」というが「凄くいい役をもらったからこそ、後悔しないようにやらないと役者人生の先もないし、一生悔やむと思った」と、固い決意で臨んだ。
老婦人を演じる上で声の出し方や体の使い方を研究したり、ネット動画で「関西のおばあちゃん」と検索したりしたが「最終的には、大正から戦後を生きてきた60代の栗子が、人生に疲れている部分や生きてきた軌跡をにじみ出すことでしか表現できないと思った」と人物像に向き合った。
栗子は字も読めず、スキルは三味線を弾くことくらい。「当時、その状況で生きていくことって大変ではないか」と感じた。千代を奉公に出したのも、自分なりに幸せや生き残り方を追求した上でのことではないのか。「以降30年、戦争もありますし、栗子はいろいろなことを乗り越えて生きてきたんだろうな、と感じました」
そんな時、頭に浮かんだのが戦前に米国で生まれ、女優を夢見ていた父方の祖母の生き方だった。
祖母のリディア・ラフルアーさんは1927年生まれ。スターを夢見るも時勢柄かなわず、図書館に勤め退職後に市民劇団を立ち上げた。若くして離婚した後はマンハッタンで1人暮らしを続け、家に学生を住まわせてあげたりするアクティブな女性だった。
「初めて私にブロードウェーミュージカルを見せてくれたのもおばあちゃん」。孫の芸能界入りを一番喜び、13年の初舞台は米国から駆け付け観劇。「日本語が分からないのに、私の歌や演技をしている姿を手放しで褒めてくれた」と振り返る。
その後、宮澤は舞台の世界で評価され、現在の主戦場はミュージカル。1、2年先の予定まで拘束される世界で、テレビドラマにはほぼ縁がなかった。そんな状況をリディアさんに話すと「寝る前、あなたにそういう仕事が来るよう毎日お祈りする」と励まされた。その直後に決まったのが「おちょやん」。人生2作目のドラマだった。
「私にとっての栗子が祖母だったというと出来過ぎだけど、どこかその影を感じずにはいられなかった」
撮影期間中の昨年6月7日、リディアさんは93歳で老衰のため亡くなった。「最後は、長く入院することもなく亡くなった。誰かに世話されるのも嫌だったのでしょう。最後まで自立していた」
自分の夢はかなわなかったが、長い年月を全力で生き抜き、同じ夢に向かう孫や周りの人に愛を注いだ生きざま。老いた栗子が漂わせた悲哀や優しさは、どこかリディアさんにささげるようでもある。
母方の祖父は宮沢喜一元首相。「総理大臣の孫」のイメージで見られることも多かったが、わずか3週間の出番で実力を広く知らしめた。「役者は求められてナンボ。この仕事をなりわいにできるのは素晴らしいこと」。亡き祖母の夢も背負い、一歩ずつ進んでいく。
≪「朝ドラ屈指の名作」来月19日総集編放送≫放送を見逃した人も、もう一度見たい人も、また栗子を見られる。来月19日に「おちょやん」の総集編がNHK総合で、午後3時5分から約3時間にわたって放送される。終盤に向け、数々の伏線が一気に回収されたことで、ネットでは「朝ドラ史上屈指の名作」の声もあった作品。その魅力を再認識できるまたとない機会だ。
◆宮澤 エマ(みやざわ・えま)1988年(昭63)11月23日生まれ、東京都出身の32歳。幼稚園時代を米国で暮らした後、日本に帰国しインターナショナルスクールを卒業後、米オクシデンタル大に進学。2年次に英ケンブリッジ大に留学した。歌や芝居が好きだったことから、卒業後の12年に芸能界入り。13年、宮本亜門氏演出の「メリリー・ウィー・ロール・アロング~それでも僕らは前へ進む~」で初舞台。
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