倉持仁氏 コロナ対策で4人席の衝立義務付けなど力説「飛沫の対策ができずに感染」

[ 2021年3月3日 10:28 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 呼吸器専門医でインターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁氏が3日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。小池百合子東京都知事と埼玉、千葉両県知事が2日に、1都3県で発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言の今週末解除に慎重姿勢を表明し、神奈川県も足並みをそろえることに言及した。

 首都圏の1都3県で宣言延長を政府に要請する案が浮上している。政府は5日にも対策本部を開き、7日期限の宣言解除の可否を決定する構え。菅義偉首相は2日に首都圏一体で結論を出す考えを示し「しっかり数字を見て、最終的には私が判断したい」と官邸で記者団に述べている。

 倉持氏は「現状の対策というのが防感とお願いに終始している状況が1年経っても同じ。我々は今回の第3波で400人ほどのコロナの患者さんを診察してきたんですけど、その中で明らかなのはコロナの方と一緒に食事したり車に乗ったり、つまり飛沫の対策ができずに感染している」と指摘。そして「ですからもし解除を延ばすのであれば、その時に何もしなければ2週間後は同じですから、お店で4人席であれば4人分の衝立(ついたて)を義務付けると。こういったことをしない限りは永遠に同じことが続くと思う。お店の換気扇を掃除するとか飲食ではそういった実効性のある対策。また院内感染を防ぐ定期的な検査などもしていくべきだと思う」と自らの考えを述べた。

続きを表示

2021年3月3日のニュース