22年春NHK朝ドラ「ちむどんどん」ヒロインは黒島結菜「まさか」舞台は沖縄 史上初「あさイチ」で発表

[ 2021年3月3日 08:20 ]

2022年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロインに決まった黒島結菜
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 沖縄本土復帰から50年となる2022年前期のNHK連続テレビ小説(月~土曜前8・00)が沖縄を舞台にした「ちむどんどん」、沖縄料理に夢をかけるヒロインが沖縄県出身の女優・黒島結菜(23)に決まったことが3日、同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)で生発表された。朝ドラヒロインが同番組で発表されるのは史上初。この日、沖縄から生中継で登場した黒島は「まさか自分がヒロインになるとは思ってもいなかったので、すごく驚いている気持ちと、でも、いつか自分もできたらいいなという気持ちが心のどこかにあったのも本当なので、すごくうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

 コロナ禍により記者会見が開けないことを逆手に取り、異例の発表スタイルを採った。

 タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。現在放送中の20年後期「おちょやん」、21年前期「おかえりモネ」、21年後期「カムカムエヴリバディ」に続く朝ドラ通算106作目。沖縄を舞台にした朝ドラは01年前期「ちゅらさん」、12年後期「純と愛」に続く3作目。

 映画「パッチギ!」「フラガール」など知られ、14年後期の朝ドラ「マッサン」を手掛けた羽原大介氏(56)がオリジナル脚本で約8年ぶり2度目の登板。沖縄料理に夢をかけるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)と個性豊かな4兄妹、本土復帰からの歩みを描く。1960年代に沖縄本島北部「やんばる地方」のサトウキビ農家に生まれた暢子は沖縄本土復帰の72年、子どもの頃に心を奪われた西洋料理のシェフを目指して上京。「東京で沖縄料理の店を開きたい」と夢を抱く。

 語りは沖縄出身のラジオパーソナリティー、ジョン・カビラ(62)が務める。今年秋頃クランクイン予定。

 黒島の朝ドラ出演は3作目。11年、中学3年の時、ウィルコム沖縄イメージガールコンテスト「沖縄美少女図鑑賞」(特別賞)を受賞。12年から本格的に芸能活動をスタートし、13年1月公開の沖縄復帰40周年記念作品「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」(監督及川善弘)で映画初出演を果たした。

 14年「マッサン」で朝ドラ初出演、15年「花燃ゆ」で大河ドラマ初出演。16年7月期の日本テレビ「時をかける少女」で連続ドラマ初主演。主演を務めた17年10月期の戦国SFラブコメディー「アシガール」が好評を博し、18年12月に続編スペシャルも放送された。

 19年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」で主人公・金栗四三(中村勘九郎)の教え子・村田富江役、19年後期の朝ドラ「スカーレット」でヒロイン・川原喜美子(戸田恵梨香)と夫・八郎(松下洸平)の間に“波乱”を巻き起こす弟子・松永三津役を好演した。

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