古市憲寿氏 緊急事態宣言解除慎重論に持論「恵まれた方の人も考えないと」

[ 2021年3月3日 10:45 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が3日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。小池百合子東京都知事と埼玉、千葉両県知事が2日に、1都3県で発令中の新型コロナウイルス緊急事態宣言の今週末解除に慎重姿勢を表明し、神奈川県も足並みをそろえることに言及した。

 首都圏の1都3県で宣言延長を政府に要請する案が浮上している。政府は5日にも対策本部を開き、7日期限の宣言解除の可否を決定する構え。菅義偉首相は2日に首都圏一体で結論を出す考えを示し「しっかり数字を見て、最終的には私が判断したい」と官邸で記者団に述べている。

 番組では、「緊急事態宣言を7日で解除すべきか?」1都3県に住む10~70代の男女1320人に聞き「解除しない方がいい」が55・2%、「どちらでもない」が28・1%、「解除した方がいい」が16・7%だったというアンケート結果を伝えた。

 古市氏が、「山崎(夕貴)アナみたい。緊急事態宣言が続いていると、家でリモートワークができて、仕事を休めるって」と言うと、小倉智昭キャスター(73)は「そういうことは言っちゃだめだよ」と厳しく指摘。これに古市氏は「会社員だったり正社員だったりとか家で仕事でできるっていう立場の人とか、実際に恵まれている人の方が解除してほしくないと思うと思うんです。でも自営業や飲食店の人とか今日明日お金稼がないと生きていけない人たちがたくさんいて、その人たちにいつまで負担を強いるんだってことを、恵まれた方の人も考えないといけない」と自身の考えを述べた。

 これに対し、小倉氏は「もちろん自営業者の人も大変だと思うけど、僕はサラリーマンで自宅でリモートをやっている人たちでも苦労があると思う。絶対に日常のように会社に行って仕事をした方が自分たちもはかどると思っているんだと思う。そんなに楽してっていうふうに思っていないと思う」と反論していた。

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2021年3月3日のニュース