来春朝ドラ「ちむどんどん」語尾「ん」ヒットの“法則”再び?ヒロインは黒島結菜 舞台は沖縄

[ 2021年3月3日 10:15 ]

2022年前期の連続テレビ小説「ちむどんどん」のヒロインに決まった黒島結菜のオフショット(C)NHK
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 沖縄本土復帰から50年となる2022年前期のNHK連続テレビ小説(月~土曜前8・00)が沖縄を舞台にした「ちむどんどん」、沖縄料理に夢をかけるヒロインが沖縄県出身の女優・黒島結菜(23)に決まったことが3日、同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)で生発表された。タイトルの語尾が「ん」の作品はヒットする説があるが、今回はどうか。

 関係者によると、今回「ちむどんどん」の語尾「ん」は偶然。13年前期「あまちゃん」、13年後期「ごちそうさん」、14年前期「花子とアン」、15年後期「マッサン」と4作連続し、いずれもヒットしたため“法則”が特に指摘されるようになった。

 その後も16年前期は「とと姉ちゃん」、16年後期は「べっぴんさん」。ただ、8作ぶりの語尾「ん」となった20年後期「おちょやん」は世帯平均視聴率20%割れ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と苦戦。同じく沖縄を舞台にした01年前期「ちゅらさん」に続くヒットとなるか。

 「ちむどんどん」は沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。現在放送中の20年後期「おちょやん」、21年前期「おかえりモネ」、21年後期「カムカムエヴリバディ」に続く朝ドラ通算106作目。沖縄を舞台にした朝ドラは01年前期「ちゅらさん」、12年後期「純と愛」に続く3作目。

 映画「パッチギ!」「フラガール」など知られ、14年後期の朝ドラ「マッサン」を手掛けた羽原大介氏(56)がオリジナル脚本で約8年ぶり2度目の登板。沖縄料理に夢をかけるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)と個性豊かな4兄妹、本土復帰からの歩みを描く。1960年代に沖縄本島北部「やんばる地方」のサトウキビ農家に生まれた暢子は沖縄本土復帰の72年、子どもの頃に心を奪われた西洋料理のシェフを目指して上京。「東京で沖縄料理の店を開きたい」と夢を抱く。

 今年秋頃クランクイン予定。

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2021年3月3日のニュース