WOWOW　劇場コラボプロジェクト「劇場の灯を消すな！」開始　初回は松尾スズキ総合演出

劇団「大人計画」主宰で俳優としても活動する松尾スズキ
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　WOWOWは12日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で窮地に陥っている劇場を盛り上げるべく、劇場とのコラボレーションプロジェクト「劇場の灯を消すな！」を開始すると発表した。

　同プロジェクトは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、公演の延期・中止が続いている劇場においてオリジナル演目を制作し、番組として放送するもの。「劇場ならびに劇場関係者を応援し、演劇ファンが待ち望むステージ・エンタテイメントをお届けしたいという思いから立ち上がったもの」だといい、今月から夏にかけて複数の劇場で収録する予定という。

　第1回は、Bunkamuraシアターコクーンとの共同企画で、同劇場の芸術監督の劇団「大人計画」主宰、松尾スズキ（57）の総合演出のもと、オリジナル番組「松尾スズキプレゼンツ　アクリル演劇祭」を制作。歌、ダンス、剣劇、芝居、劇場案内、対談、朗読などで構成されるエンタテインメントとなる予定。番組MCは大の演劇ファンとして知られるフリーアウンサーの中井美穂（55）と、俳優の皆川猿時（49）が務める。収録は6月中旬に行われ、放送は7月5日WOWOWライブ。

　第2回、第3回も企画中で、劇場を移動し、その劇場にちなんだオリジナルの企画を演劇人とともに、制作、収録、番組化していく予定だという。内容等は今後随時発表していく。第1回から第3回を通じて放送する企画として、井上ひさし「十二人の手紙」の朗読も予定されている。