「エール」茂兵衛が陶芸に没頭 喜美子みたい?「スカーレット」リスペクト?の声も

[ 2020年6月12日 09:15 ]

連続テレビ小説「エール」第55話。陶芸に励む茂兵衛(風間杜夫)(C)NHK
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 俳優の窪田正孝(31)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は12日に第55話が放送され、俳優の風間杜夫(71)演じる主人公の伯父が陶芸に勤しむシーンがあった。インターネット上には、女優の戸田恵梨香(31)がヒロインを務め、女性陶芸家を描いた前作「スカーレット」へのリスペクト?の声が上がった。

 朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 第55話は1933年(昭8)2月。役場の農業推進係に勤める浩二(佐久本宝)は再び養蚕農家の畠山(マキタスポーツ)を訪ねる。畠山は浩二の資料がよく調べられていたと話し、素直な返事をしてくれる。一方、3日ぶりに目覚めた病床の三郎(唐沢寿明)は「浩二と2人にしてくれねぇか」とお願い。三郎は「オレが死んだら、喪主はおめえだ。喜多一を継いだヤツが、この家の主だ。家長だ。この家も、土地も全部おめえが引き継げ」と浩二に託し、その夜、息を引き取った。その後、裕一と音(二階堂)は久しぶりに権藤茂兵衛(風間)を訪ねる…という展開。

 風間が演じる権藤茂兵衛は裕一の母・まさ(菊池桃子)の兄で、大実業家。子どもに恵まれず、裕一を養子として迎えようとしたが、叶わなかった。妻に先立たれ、経営していた川俣銀行が人手に渡った後、趣味の陶芸に没頭。「本当はずっと、これがやりたかったのよ。没頭できるっていうのは、いいことだなぁ。ちっとも飽きねえ」と裕一・音に夫婦茶碗をプレゼントした。

 SNS上には「スカーレットリスペクトなんです?」「陶芸に目覚めたって喜美子みたいだ」「茂兵衛さん、今度は信楽へ行くのかな」などの書き込みが見られた。

 「スカーレット」は朝ドラ通算101作目。フジテレビ「夏子の酒」「妹よ」「みにくいアヒルの子」、日本テレビ「ホタルノヒカリ」などのヒット作を手掛けた脚本家の水橋文美江氏(56)が朝ドラに初挑戦したオリジナル作品。“焼き物の里”滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとして歩み始める大阪生まれのヒロイン・川原喜美子(戸田)の波乱万丈の生涯を描いた。

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