吉永みち子氏「データ、根拠というものを透明性を持って示して」首相の緊急事態宣言延長方針に

[ 2020年5月1日 09:06 ]

吉永みち子さん
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 ノンフィクション作家の吉永みち子氏が1日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。安倍晋三首相が4月30日に新型コロナウイルスの感染拡大を受けての緊急事態宣言の期間を延長する意向を表明したことに言及した。

 首相は、現行の5月6日の期限を巡り「7日から、かつての日常に戻ることは困難だ。ある程度の持久戦を覚悟しなければならない」と述べた。全都道府県を対象とする方向で、5月末までとする案を軸に調整している。1日午前に開かれる専門家会議の分析を踏まえ、4日にも対策本部会合で最終決定する見通し。

 吉永氏は「今の状況から考えるとこれ(延長)は致し方ないことだなと思ってますけど、延長するにしても解除するにしても、その判断の基準は知りたいなあというふうに思いますし、同時に判断を下した基になるデータ、根拠というものを透明性を持って示していただきたい」と指摘。

 その理由を「やはり私たちもすごく大変な1カ月近くの日々を過ごすわけですから、それを支えるモチベーションとしてそれは必要」とし、「それと医療の崩壊は本当に心配ですけど、その崩壊を防ぐために今何をしているのかっていうことを、やはり私たちが見えるように、今足りないベッドをどういうふうにつくってますだとか、そういうことも同時に透明性を持って公開していただきたい」と主張。

 そして、「こっちもものすごく大変な思いをして皆さん頑張って自粛しているわけですから、その努力が見えるともっと頑張ろうという気持ちにもなるのかなっていうふうに考えております」と話した。

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2020年5月1日のニュース