ナイナイ岡村 女性蔑視発言を謝罪「理解や想像力を欠いた発言」恩師からも叱責受けたと語る

[ 2020年5月1日 05:30 ]

「ナインティナイン」の岡村隆史
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 お笑いコンビ「ナインティナイン」岡村隆史(49)が30日深夜のニッポン放送「オールナイトニッポン」に出演。23日の番組で女性蔑視などと批判を受けていた発言について謝罪した。

 岡村は番組の冒頭に「こんばんは岡村隆史です。先週の岡村隆史のオールナイトニッポンで、僕の発言によって、たくさんの人たち、特に女性の皆さんに不快感を与えたことについて、まずは心から謝罪させていただきます。本当に申し訳ございませんでした。どういう発言だったのかということを、今ここで詳しく振り返ると、また不快な気持ちにさせてしまいますので、ここは申し訳ございません。僕の口から直接お伝えさせていただきたいと思い、きょう、この場で謝罪させていただきます」と語った。

 さらに「コロナウイルスで緊急事態宣言が日本全国に出されている状況で、リスナーの方もそうでない方も、多くの人が不自由な生活、苦しい状況にある中で大変失礼な発言をしてしまいました。今、コロナをはじめ、経済的な問題で生活が苦しくて、やむを得ず風俗業に就く方がいらっしゃることへの理解や想像力を欠いた発言をしてしまいました。心からおわびいたします。本当に申し訳ありませんでした。20年以上、このパーソナリティーをやらさせていただいているんですが、沢山の方に不快感を与えてしまいました。大変な失言だったと思っています。情けないです。それが本当に正直な気持ちです。そして発言した部分を自分でも改めて聞き直してみました。明らかに、大変失礼な発言だったと思います。そしてこの発言に関して、間違いなく、僕、岡村隆史が言った言葉です。僕の失礼な発言によって、不快に思われた皆さま、本当に申し訳ございませんでした。謝罪致します。本当に申し訳ございませんでした」と続けた。

 さらに、「正直、きょうのこの放送をどうすればいいのかっていうのをずっと考えていました。どういう放送をすればいいか、ずっと悩んでいました。それで自分でも本当にどういう放送をすればいいのかわからなくなっていました。そういう状態でしたが、いろんな方から連絡をいただきました」と語り、岡村をお笑いの世界に送り出してくれたNSCの講師らからも連絡があったとし「ダメなんだ。お前が言ったことは違うんだ」と言われたと明かした。また「こんな状況だからこそ、笑わすということよりも、皆さんに寄り添うことがいいんじゃないのか、と言われました。本当にその通りだと思います。そして反省しています。20年以上、僕はこのラジオをやらせてもらっています。20年以上やっているにもかかわらず、リスナーに寄り添うことをしてこなかったのかもしれません。リスナーの皆さん、本当に申し訳ありません。自分自身がどっかで20年以上ラジオをやらせてもらってきて、どこかリスナーの皆さんに甘えていたのかもしれないと思っています。不快に思われた方に、本当に申し訳ないと思っています」と謝罪を繰り返した。

 岡村は23日、「コロナが終息したら絶対面白いことがある。美人さんがお嬢(風俗嬢)やる」「短時間でお金を稼がないと苦しいですから」と、新型コロナの影響で収入が減った女性らが風俗業に就く可能性があると話し批判を受け、29日には所属事務所の公式サイトで「世の中の状況を考えず、また苦しい立場におられる方に対して大変不適切な発言だった」と謝罪コメントを発表。「不快な思いをさせた方々に深くお詫(わ)び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と陳謝。所属事務所は、岡村と面談を行ったと明かし「岡村自身発言を深く反省しております」としつつ「新型コロナ禍で仕事に対する不安を覚えている方々に不快な思いをさせてしまう不適切な発言」とした。

 同番組は、1994年4月に「ナインティナインのオールナイトニッポン」としてスタート。2014年9月に相方の矢部浩之(48)が同番組を卒業し、それからは岡村が一人で出演。歴代最長パーソナリティーとなっている。

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