「エール」志村けんさん初登場 近江友里恵アナも涙「思いをシェアしたいのに独りぼっち」ネットもらい泣き

[ 2020年5月1日 10:30 ]

NHKの近江友里恵アナウンサー
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 3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなったコメディアン・志村けんさん(享年70)が1日に放送されたNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)第25話で初登場した。朝ドラはもちろん、最初で最後のドラマ出演で、主人公に大きな影響を与える大御所作曲家役。出演時間約1分、セリフ2つと出番は少なかったものの、志村さんの存在感あふれる重厚な演技がインターネット上で大反響を呼んだ。涙する視聴者も相次いだ。次回は来週登場予定。

 俳優の窪田正孝(31)が主演を務める朝ドラ通算102作目。モデルは全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909~1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・関内音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶりとなる。

 第25話は、裕一(窪田)と音(二階堂)は興行主・鶴亀寅吉(古舘伊知郎)が持ち込んだ演奏会当日を迎え、大成功。演奏会は新聞にも取り上げられ、それを読んでいたのは意外な人物だった…という展開。

 この人物こそ、志村さん演じる日本を代表する西洋音楽の作曲家・小山田耕三。志村さんのキャストクレジットは最後から2番目。開始14分、裕一と関内家が海に出掛けた後のシーンに登場した。

 直後の同局「あさイチ」(月~金曜前8・15)の“朝ドラ受け”。近江友里恵アナウンサー(31)は思わず涙ぐんでいた。「ちょっとビックリしちゃいました。(志村さんが登場した)最後…」と絶句。もらい泣きする視聴者が相次いだ。

 すぐさまリモート出演の博多大吉(49)博多華丸(50)が「(小山田は)名曲『東村山音頭』を作られた方でしょうか?」(華丸)「たぶん違いますよ。そこはリンクしてはいないですよ。待っても待っても『いっちょめいっちょめ』は言わないと思います」(大吉)とフォローし、近江アナの笑いを誘った。

 近江アナは「カッコよかったですね。今日また、音ちゃんの歌もいい歌で、(スタジオに自分)1人しかいないのに、寂しいんですけど。こんな時に華大さんがいない。誰かと思いをシェアしたいのに、独りぼっちで寂しいですけどね。(志村さんの演技に)凄い引き込まちゃいました」と涙をぬぐいながら語った。

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2020年5月1日のニュース