志賀廣太郎さん死去 “遅咲きの名脇役”昨年4月に脳梗塞、復帰かなわず…

[ 2020年5月1日 05:30 ]

志賀廣太郎さん
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 テレビ東京のドラマ「三匹のおっさん」などで知られる俳優の志賀廣太郎(しが・こうたろう)さんが4月20日午後8時20分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため川崎市内の病院で死去した。71歳。兵庫県出身。葬儀は29日に近親者で行った。喪主は弟健二郎(けんじろう)さん。後日お別れの会を開く。昨年4月に脳梗塞を発症して入院。復帰を目指してリハビリを続けていたが、かなわなかった。

 “遅咲きの名バイプレーヤー”が静かに旅立った。脳梗塞を発症後、昨年6月に川崎市内の介護施設に入居。手術後は右半身の麻痺(まひ)や失語症と闘いながら復帰を目指していた。今年4月ごろから食欲がなくなり、そしゃくの問題から誤嚥性肺炎になったとみられる。先月20日の午後7時ごろに容体が急変。川崎市内の病院に救急搬送された。弟の健二郎さんが駆けつけたが、病院に着いた時にはすでに心肺停止状態だった。

 志賀さんは母校・桐朋学園芸術短期大学で非常勤講師として演技を教えていた。「何かが足りない。俳優をやっていない」との思いから俳優を志望。劇団「青年団」を主宰する平田オリザさん(57)と出会い、演技への考え方に共鳴し入団。42歳という“遅咲き”で俳優デビューした。渋みのある美声と安定感のある演技で存在感を発揮した。

 舞台が中心だったため、テレビドラマに初めて出たのは2001年。フジテレビの「世にも奇妙な物語」で木村拓哉(47)の父親役だった。その後、映像作品に引っ張りだこになり、13年に大ヒットしたTBS「半沢直樹」では町工場の社長役を熱演。1話だけの出演だったが話題を集めた。17年の同局「陸王」にも、会社の存続をかけてランニングシューズ開発に取り組む老舗足袋業者の専務役として出演した。

 北大路欣也(77)、泉谷しげる(71)と夜回り自警団を演じた「三匹のおっさん」(テレビ東京)はシリーズ化されるほどの人気。志賀さんの代表作となった。

 昨年放送されたNHK大河ドラマ「いだてん」にも出演予定だったが体調不良のため降板。昨年4月期のテレビ東京「きのう何食べた?」に主人公(西島秀俊)の父親役として出演していたが、撮影期間中に脳梗塞となり途中降板した。これが最後の仕事となった。

 《テレ東 4日に追悼放送》テレビ東京は「三匹のおっさん」シリーズから「三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~」の最終話を2時間スペシャルで放送すると発表した。4日午後8時から。有川浩氏(47)の同名小説が原作。“元ワルガキ”3人が結成した私設自警団が町内の悪を成敗する。

 ◆志賀 廣太郎(しが・こうたろう)1948年(昭23)8月31日生まれ、兵庫県出身。90年に「青年団」の劇団員になる。CMへの出演をきっかけに映像作品に進出。98年「もう、ひとりじゃない」で映画デビュー。05年に人気漫画を実写化したDVD「THE3名様」のパフェおやじ役で注目された。ドラマはフジテレビ「アンフェア」、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」など。電車内で女子高生に壁ドンする日清カップヌードルのCMも話題になった。身長1メートル65。

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