立川志らく 「自粛警察」批判 「戦争中に“非国民が”とやっているのと同じ行為。よくない」

[ 2020年5月1日 09:46 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(56)が1日、TBS「グッとラック!」(月~金前8・00)で、非常事態宣言が出ている中で営業を続ける一部店舗に、匿名の張り紙などで休業を求める「自粛警察」を批判した。

 番組では、営業をしても問題のない店に対して、「張り紙などで自粛を強要する人が急増中」と指摘。「警察気取りで自粛を求めることから自粛警察と呼ばれている」と伝えた。

 志らくは「こういうのは非常によろしくなくて」と語り出し、「戦争中にちょっとした不満分子を見つけては“非国民が”とやっているのと同じ行為。こういう自粛警察みたいなのはよくない傾向ですね」と困り顔。

 国山ハセンアナウンサー(29)が、「どちらかというと謝った正義感ということになるんですかね?」と問いかけると、志らくは「注意する方に正義感があるだけにタチが悪い」と不快感を示した。

 番組では「自粛警察」の例として、東京都杉並区のライブハウスへの行為を紹介。このライブハウスは、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言を受けて都が休業を要請した4月10日から営業を止めている。ただ、無観客でライブ配信するアーテイストのためには場所を提供。ある歌手は同26日に、この店からパフォーマンスを生配信した。

 店主によると、ライブ中に匿名で「緊急事態宣言が終わるまでにライブハウスを自粛してください。次発見すれば、警察を呼びます」と書かれた紙が張られていた。

 東京都は「無観客で、オンライン配信用のライブを行うことも問題ありません」としている。

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2020年5月1日のニュース