笠井アナ きょう退院を報告「本当にうれしい」 悪性リンパ腫で12月に入院

[ 2020年4月30日 09:43 ]

笠井信輔アナウンサー
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 悪性リンパ腫と診断され、昨年12月から入院していた元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(57)が30日、自身のブログを更新し、同日に退院することを報告した。

 笠井アナは「本日退院です!皆さんに感謝」のタイトルで投稿。「おはようございます。特別な朝を迎えました。カーテンを開けると、素敵な青空が広がっていました」と窓からの景色をアップ。「ついに今日退院できるのです。家に帰ることができるのです。本当にうれしい」と喜びをつづった。

 「昨日は部屋の片付けなどで忙しく働きました。こんなに働いたのは4ヶ月半ぶりで、ブログも書かずに寝てしまいました。興奮していたんでしょう 昨晩はあまり眠れませんでした」と興奮気味の様子。「入院時には『場合によっては、入院は1年は覚悟してください』と、担当の先生には言われていたので、嘘のようです ただ、まだ来月中旬の最終チェックが残っています。その最終チェックで全身のがんが消えていることがわかれば、『寛解』と言えるのかもしれません。でも、ここまで、想定する最短期間でこられた事は事実です。病院の先生方、看護師さんには本当に感謝しています」と記した。

 「ブログやInstagramを通じて応援して下さった皆さんの声がどれだけ励みになったことか。そしてこの期間中、何よりも家族のありがたみを知りました。ちょっとあまりにも平凡な言い方なんですけど『愛』を強く感じることができました」とエールに感謝。「もちろん辛い事はいっぱいありました。何度もくじけそうになりました しかし、様々な出会い、様々な気づき、うれしかったこと、感動したこと 病気になったことでいろいろなことを体験できました。それはまさに『引き算の縁と足し算の縁』」とつづり、「がんの告知を受けたときは、もうだめだと、マイナスのことしか頭にはありませんでした。ただこうやって入院していた4ヶ月半を振り返ると、いろいろ得たことが多かったなと これまでの自分を、これからの生き方を考える時間を与えてくれた入院期間でした」と4カ月半入院生活を振り返った。

 56歳の若さで他界したスティーブ・ジョブズ氏に触れ、「私が、悪性リンパ腫の告知を受けて、入院生活を送ったのも56歳…先日、誕生日を迎え57歳になりました。ジョブズが迎えることができなかった57歳です。新しい命をもらって、新たな第一歩を踏み出すにあたり、このジョブズの言葉がとても心に響きます。いろんなことを大切に生きて行かなきゃいけないなと。退院の日を迎えて、今思っています」と締めくくった。

 昨年9月末に32年間勤務したフジテレビを退社。体の痛みや倦怠(けんたい)感を訴えて11月に検査したところ、血液のがんの一種である「悪性リンパ腫」が腰と肩に見つかった。12月19日に都内の病院に入院し、病気を公表。入院生活は4カ月以上に及んだ。インスタでは「これから新たな闘いが始まります。一言で言えば“我慢”の生活です。覚悟はできています」と決意をつづっている。

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2020年4月30日のニュース