尾木ママ 9月入学制導入を主張「グローバル化するってことは、日本の教育にとって役立つ」

[ 2020年4月30日 16:50 ]

教育評論家の尾木直樹氏
Photo By スポニチ

 「尾木ママ」の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹氏(73)が30日、フジテレビ「とくダネ」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校長期化を受けた「9月入学制」導入について言及した。

 尾木氏は、「9月入学制」導入に賛成だという。世界の多くの国の大学は9月入学だとし「グローバル化するってことは、ものすごく日本の教育に役立つ」と主張。そして「競争力上げるだけではなくて、実際に今、大学の現場で行き詰まっているのは、僕が法政で教えた時もそうですけど、かつては留学生がいっぱい来てくれたんです。今、(中国の)北京大学や清華大学のランキングが東大より上になっちゃってるんですよね。そんなこともあったり半年間(入学、留学などを)待たなきゃいけないとか、いろいろなことが出て来て、例えば学生も行きにくいし、海外から交換教授を呼ぼうとしても、みんなつっかえてくるんですよ、2年間交換しようと思っても3年間かかっちゃうことになるんで非常に苦労している」と説明。その上で「グローバルスタンダードにするってことは、日本の教育を相当変わってくる」とし、「学生が海外に就職しやすくなるし、日本の企業からしたら海外から優秀な学生を取りやすくなるし、一気に視野が広がっていくという感じが僕はすごくしている」と強調した。

続きを表示

2020年4月30日のニュース