豊田真由子氏 文科省は「2カ月間何をしていたんですか」“9月入学制”議論を「している場合ではない」

[ 2020年4月30日 15:26 ]

豊田真由子氏
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 元衆議院議員の豊田真由子氏(45)が30日、フジテレビ「バイキング」(月~金曜前11・55)に出演。新型コロナウイルス感染拡大の影響で休校している全国の学校の9月入学制が議論されていることについて私見を述べた。

 この日、番組では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校が続く中、欧米などでは一般的とされる学校の“9月入学制”案が浮上していることを報道。東京都の小池百合子知事など、一部の自治体のトップたちが賛成していることも伝えた。

 また、萩生田光一文部科学相が28日の会見で「選択肢の一つといいますか、考えなければならないテーマとしてさまざまなシミュレーションはしております」、安倍晋三首相が29日に国会で「前広にさまざまな選択肢を検討していきたいと考えています」と述べたことを報じた。

 これを受け、「(文科省は)2カ月間何をしていたんですかって思う」と指摘した豊田氏。「子どもたちの未来を本当に真剣に考えている方はいないんですか」と疑問を投げかけた。

 続けて「私はずっと前に、この番組でも『これは本当に大事なことなので、ちゃんとオンライン授業を進めてください』って申し上げました」と振り返り、「それは実際はできる」とコメント。「日本でも公立学校で5%ですけど、渋谷区とか熊本とかちゃんとタブレットを配ってやっているところもある。それをちゃんと100%にしないといけない」と話し、「政府の言い分って『環境が整っていな子がいるでしょ。だから不平等になる』ということだけど、環境が整わないから全部やりませんって一番ダメだと思う」と語った。

 環境が整っていない生徒へ「タブレット配布とかが難しいのであれば、学校に来てもらって3密(密集、密接、密閉)を避けながら授業をしてあげるとか」と、柔軟に対応することが必要だと訴え。「どうやって、この限られた状況の中で子どもたちにきちんと学習をさせてあげるかということを考えれば、知恵はいくらでもある」と、“9月入学制”を話し合うより対応すべきことがあると語り、「シミュレーションをしている場合ではないと思う」と述べた。

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2020年4月30日のニュース