桂ざこば 米朝さん5年目の命日に明かした「動楽亭」再開計画 「4月1日からやります」

[ 2020年3月19日 15:14 ]

15年に亡くなった桂米朝さんの「5年祭」に出席。墓前で頭を垂れる(前列左から)桂米団治、桂ざこばら
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 2015年3月に89歳で亡くなった人間国宝で落語家の3代目桂米朝さん(本名・中川清)の命日である19日、兵庫県姫路市の名古山霊苑で「桂米朝5年祭」が営まれ、桂米団治(61)、桂ざこば(72)ら弟子、関係者ら60人が出席。ざこばは新型コロナ肺炎感染拡大防止のため休館中の定席「動楽亭」の公演について「4月1日からやります。やる方向。師匠(米朝)もやったらええやんと言うてくれると思う」と語った。

 イベントや興行が軒並み中止。米朝一門も例外ではない。3月に予定していた一門会など40公演が中止または延期。「桂米朝5年祭米朝祭り」(20~22日)の5公演開催も見送りとなった。所属の落語家が完全失業状態に陥っている。ざこばは中堅、若手落語家に電話で励ましの電話をかける毎日だ。米朝さんが亡くなってちょうど5年の命日。「師匠はいつも横にいる感じ」というざこばが「安倍さんの話を聞いてから」と前置きしたうえで「動楽亭」の再開プランを明かした。

 米朝事務所社長で弟子、さらに米朝さんの長男である米団治も、ざこばの言葉を後押しする。「前代未聞の困難ですが、師匠から“戦争中はもっと酷かった。仕事がないぐらいでなんやねん”と言われそう。(5年祭は)中止になりましたが、一丸となって改めて練り直してやれという(師匠からの)励まし、叱咤の言葉を頂いた気がします」と事務所をあげて困難を乗り越える構えだ。

 公式YouTube「米朝チャンネル」を20日からリニューアルし、一門の落語家のトークや大喜利などフル活動させる。重鎮・ざこばも登場の予定だ。「足下を固めてリニューアル。落語ってこんなもんだと知ってもらって、大きく羽ばたければ。乞うご期待です」と米団治は気合を込めた。

 1925年に満州(中国・大連市)で生まれた米朝さんは30年に姫路へ転居。18歳まで姫路で育った。落語家になってからも故郷への思い入れは強く、毎年のように姫路で独演会を開催していた。亡くなった15年夏に名誉市民として表彰され、16年11月6日の生誕の日に名誉市民墓のお披露目式が行われた。

 お墓は米朝さんの名前が刻まれた墓石を中心に、上から見ると「米」の形に石が配置されている。奥にある左右の石には、四季を詠んだ米朝さん自作の句が刻まれている。

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