欽ちゃん、藤井七段の健闘称える「負けた時いい表情」「これで次また強くなる」

[ 2019年11月20日 05:30 ]

第69期大阪王将杯王将戦 挑戦者決定L ( 2019年11月19日    東京・渋谷 将棋会館 )

萩本欽一
Photo By スポニチ

 アマチュア四段の実力を持ち、将棋好きで知られるタレントの萩本欽一(78)が19日、王将戦挑戦者決定リーグについてコメント。惜しくもタイトル戦挑戦権を逃した藤井七段に「これで次また強くなる」と期待を寄せた。

 残念だけど、だってまだ17歳だよ。高校生だよ。羽生(善治九段)さん、久保(利明九段)さん、豊島(将之名人)さん…リーグ戦でこの名前の中に入っているだけで凄いんだから。

 僕は聡太君のドキュメンタリー番組のナレーションなんかもやらせてもらって、14歳から注目してきたの。この間、羽生さんに会ったときに聞いたら、聡太君の凄さは「詰め将棋の最後に狂いがない」ということだって。詰めてくると本当に透き通るように見えちゃうんだろうね。長い手になると相手は魔術にかかる。早めになんとかしないと、と思うみたい。

 実は聡太君の一番の魅力は、負けた時なんだよ。負けた時に悔しい顔じゃなくて「いい手を教わった。今度これをどう研究しようかな」というような本当にいい表情をするの。負けることを楽しみにしてるみたいで、負けると「あぁ、また強くさせちゃうなあ」と思わせる。上手に負けてどんどん進んでいく。さあ、次が楽しみだね。  

続きを表示

2019年11月20日のニュース