NHK放送総局長 沢尻容疑者逮捕に「遺憾」 大河対応は「取り急ぎ検討。もうしばらく時間を」

[ 2019年11月20日 15:30 ]

沢尻エリカ容疑者
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 NHKの木田幸紀放送総局長が20日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、来年1月5日スタートのNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の濃姫役で出演予定だった沢尻エリカ容疑者(33)が合成麻薬MDMAの所持容疑で16日に逮捕されたことについて言及した。

 今回の事件についてコメントを求められた木田放送総局長は「極めて重要な役を演じていただくことになっております。すでに収録が進んでいる中での逮捕に大変遺憾であると思っております」とコメント。代役などの対応については「警察の捜査の状況を見ながら、取り急ぎ、検討を進めているところ。(対応が)決まったら速やかに皆さんにお知らせしたい。もうしばらく時間をいただきたい」とした。

 沢尻容疑者は主人公・明智光秀の主君である斎藤道三の娘で、後に織田信長の正室となる濃姫役。今年6月にクランクインし、既に10話を撮り終えていた。クランクアップ予定は来年4月で、撮影期間は11カ月間に設定されていた。今後撮影日程を延ばす可能性はあるものの、代役の女優は半分の期間で撮影することになる。

 濃姫は第1話から登場するため、放送開始まで約1カ月半しか残されていない。撮り直しだけでなく、11話以降の撮影も同時に進めていく必要があり、ハードなスケジュールになることは間違いない。一日でも早く撮り直しを始めたいところだ。

 降板などについても「検討中」とだけ返答した。

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2019年11月20日のニュース