巨人・原辰徳監督 「自慢の母親」カツヨさんが89歳で死去 「勝利を強く願った女性でした」と悲痛

[ 2023年6月5日 16:34 ]

1976年、東海大相模時代の原辰徳と母・カツヨさん
Photo By スポニチ

 巨人は5日、原辰徳監督(64)の母・原カツヨ(はら・かつよ)さんが5月31日、老衰のため神奈川県大和市内の病院で死去したと発表した。89歳だった。通夜は4日に、葬儀・告別式は5日に近親者のみで執り行われた。弔問、供花、香典は辞退する意向という。

 カツヨさんが亡くなった当日の5月31日、巨人はロッテと交流戦(ZOZOマリン)で対戦。主砲の岡本和が元同僚・沢村から決勝2ランを放つなど今季初の1試合2本塁打をマークし、坂本、中田翔も一発を放つなど4本塁打で7―4と勝利を収めて連敗を4で止め、交流戦初勝利を挙げていた。

 原監督は6日から行われるオリックス3連戦(京セラD)のため大阪入りする際、報道陣に対応し「滞りなく親族で行ったということですね。印象は妻として、母として、祖母として、三代の野球人を育てた。そうね、健康、ケガとか健康を案じてね。特に勝利を強く願った女性でした。私も、それが母親も誇りだったと思います。私にとっても自慢の母親であったというところですね。最後、安らかにというところではとても安心してます。だから三代。もちろん父も教え子さんもたくさんいるし、その教え子の連中も母親の影響は少なからず受けている。ある意味、父より強さを持っていた。もちろんやさしさも持っていた。そういう母ですね」と語った。

 原監督の父で、カツヨさんの夫である貢さんはかつて東海大相模、東海大などで監督として指揮を執り、2014年5月29日に78歳で亡くなった。カツヨさんは貢さんを妻として支えただけでなく“父子鷹”としても注目された長男・辰徳、そして孫(原監督の妹の長男)である巨人・菅野智之投手(33)と三代に渡って偉大な野球人を支え続けた人生だった。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月5日のニュース