DeNA・山崎　ハマスタ通算100セーブ！史上5人目の同一球場での達成

交流戦   DeNA5―4西武 （ 2023年6月4日    横浜 ）

＜D・西＞横浜スタジアム通算100セーブを達成した山崎（撮影・島崎忠彦）
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　節目の記録にDeNA・山崎は控えめに喜びを表した。8回に打線が4点差を逆転し、「ばたばたとしてつくり始めた」と急ごしらえで9回のマウンドへ。2死から外崎を見逃し三振に仕留め、リーグトップに並ぶ今季13セーブ目は、史上5人目の同一球場通算100セーブ目。勝ち越し打の捕手・戸柱と軽く握手を交わした。

　「僕は大谷君のような凄いボールもないし、チームにも伊勢や入江ら僕を超える存在がいる中で、クローザーでいられる。それを忘れず、今まで以上に謙虚に引っ張っていきたい」。日米通算381セーブ（日252、米129）を挙げた大魔神・佐々木主浩の横浜スタジアム95セーブを超える大記録。15年3月31日の広島戦でマークした初セーブが一番の思い出だ。21年に51歳で死去した母・ベリアさんと記念写真に納まってから2987日。「お母さんも見守ってくれると思うし、またいい報告ができる」。ロッカールームには記念ボールが並ぶが、一つ増えたコレクションに手を合わせる。

　チームは3連勝で交流戦単独首位をキープした。鮮やかな逆転勝利に、球場は普段以上に盛り上がった。「こういう試合を締めるのがクローザーの醍醐味（だいごみ）」。大音量の「ヤスアキジャンプ」に揺らされ、まだまだ9回のマウンドで積み上げていく。（伊藤　幸男）