エンゼルス・大谷“三度目の正直”ならず サイクル未遂4安打 本塁打出ず3連敗で貯金0

[ 2023年6月5日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス6ー9アストロズ ( 2023年6月3日    ヒューストン )

4安打を放った大谷(AP)
Photo By スポニチ

 “三度目の正直”とはならなかった。エンゼルス・大谷が自身2度目のサイクル安打達成を懸けて9回打席に立った。偉業まで残すは本塁打。守護神プレスリーの95マイル(約153キロ)直球を捉えたが、角度が付かず右前打となった。

 5月10日の前回対戦で2三振で完敗した右腕ハビエルを攻略した。初回はフルカウントからの直球を中前打。3回は再び直球を捉え、右中間に適時三塁打を放った。7回1死一、二塁では2番手右腕スタニクから左越えに適時二塁打。サイクル安打に王手をかけたのは、4月27日のアスレチックス戦、5月15日のオリオールズ戦に続き今季3度目だった。

 今季2度目の4安打で、敗れたチームで奮闘が光ったが、チームは昨季に世界一に輝いた同地区の強豪アストロズに3連敗で、ついに貯金がなくなった。フィル・ネビン監督は「彼(大谷)だって安打を打てない日はあるが、今日は打ったということ。いらだたしい敗戦だ」と怒りをにじませた。(笹田幸嗣通信員)

 ≪“三度目の正直”ならず≫▽今季の大谷のサイクル安打王手 4月27日のアスレチックス戦に投打同時出場し、6回5失点で4勝目。打っては今季初3安打で本塁打を残した8回は特大の中飛。同じく投打同時出場した5月15日のオリオールズ戦は7回5失点で5勝目。打席では決勝9号3ランを含む自身初の登板時4安打を放ち、投手で59年ぶり5出塁。二塁打を残した9回は左前打。ともに達成すれば先発投手では史上初の快挙だった。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月5日のニュース