大阪公立大 初神宮で悔し初戦敗退 最速144キロ右腕・正中が4失点「秋にもう一度来る」

[ 2023年6月5日 11:56 ]

第72回全日本大学野球選手権   大阪公立大1-6環太平洋大 ( 2023年6月5日    神宮 )

<環太平洋大・大阪公立大>力投する大阪公立大の先発・正中(撮影・木村 揚輔)  
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 全日本大学野球選手権が5日に開幕し、大阪公立大は、環太平洋大に1―6で敗れた。

 最速144キロ右腕で今春無傷6勝だった先発・正中敦士(4年)が7回1/3、4失点と本領を発揮できなかった。初回に2与四球をきっかけに先制点を献上。同点の4回に2失策と守備の乱れから2点を勝ち越され、1―3の8回1死無走者で右翼席へのソロを献上して降板した。

 「自分の思うような投球ができなかった。もっと落ち着いて投げたかったな…という後悔と、全国の舞台で投げられたワクワク感と半々の思いでした。高校で甲子園に行けなかった。でも全国に出るだけでは意味がない。勝ちたかったな…という後悔があります。秋にもう一度来たいです」

 同大学初の全国大会は初戦で敗退。小林隼矢監督は「四球と失策が絡むと、こういう舞台では勝たせてもらえない。全国大会に出られて良かったという思いではなく、勝つために戦っていた。本当に悔しい思いでいっぱいです」と唇をかんだ。

 ◇正中敦士(しょうなか・あつし)2000年(平12)8月17日生まれ、兵庫県加西市出身の22歳。北条小2年時に北条野球スポーツ少年団で野球を始める。北条中では軟式野球に所属し、1年冬から投手転向。小野では1年秋に背番号18でベンチ入りし、2年秋から背番号1。1年の浪人期間を経て、大阪市立大に進学。3年春にベストナイン、同年秋にMVPと最優秀投手を獲得。リーグ戦通算11勝。1メートル73、76キロ。右投げ右打ち。

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