痛かった、速かった…でも阪神・森下「全球種見たので、次は打つ」162キロ死球の“お返し”誓う

[ 2023年6月5日 06:45 ]

交流戦   阪神2-0ロッテ ( 2023年6月4日    甲子園 )

<神・ロ> 2回、ロッテ・佐々木朗の死球を受けしゃがみ込む森下(撮影・須田 麻祐子)
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 衝撃的なシーンに、甲子園がどよめいた。2回2死、阪神・森下が、ロッテ先発・佐々木朗の162キロを左腕に死球を受けた。その場にうずくまり、ベンチからトレーナーが駆けつける。数十秒、痛みをこらえたあと、むくっと立ち上がって患部を手で抑えながら一塁へ。球場全体から大きな拍手が上がった。

 今季4個目の死球はこれまでで一番速く、痛かったことだろう。それでも試合後は開口一番「大丈夫です」。「令和の怪物」との対戦は2打数無安打に終わり、「球は速かったし、変化球も切れていた。ボールは全球種見たので、次は打つ」と死球の痛みをバットで晴らすことを誓った。

 4月28日に佐々木朗から165キロを右足に受けたオリックス・森は次の試合を欠場。背番号1は、死球の影響を感じさせない一打を見せたい。

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