ヤクルト・村上 9度目降臨「勝利打点の神様」 初回の先制打で3連勝5位浮上

[ 2023年6月5日 05:30 ]

交流戦   ヤクルト5―2楽天 ( 2023年6月4日    神宮 )

<ヤ・楽>初回、村上は先制適時打を放つ(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 ヤクルト・村上はやはり勝負強い。初回1死一、二塁。「制球に苦しんでいた。甘い球を狙った」と荘司の外角直球を捉えて中前適時打で先制。そこから畳みかけてリードを広げ、決勝打になった。

 ソフトバンク・栗原を抜き、12球団単独トップに立つ今季9度目の勝利打点。今季は序盤に苦しんだ姿が印象的で打率・223ながら、ここぞで打つのが村神様。31打点はリーグ4位、10本塁打は同2位につける。

 1日の日本ハム戦でも決勝打を含む3打点で連敗を12で止めた。3日の楽天戦前には円陣で「やっぱり4番が打てば勝つ。がんがんチャンスで回してください!」と要求。この日も「12連敗の借りを返すにはあと10勝。10連勝するくらいの気持ちでやっていきましょう!」と鼓舞した。

 12連敗後に、4月21日以来の3連勝で5位に浮上した。返さなければならない借りは、まだまだたくさんある。(青森 正宣)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月5日のニュース