Bジェイズ・菊池雄星 5回2失点、メジャー自己最多タイ7勝目の権利手にして降板 千賀に“先輩”の貫禄

[ 2023年6月5日 04:34 ]

インターリーグ   ブルージェイズーメッツ ( 2023年6月4日    ニューヨーク )

ブルージェイズの菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が4日(日本時間5日)のメッツ戦に先発。メッツ・千賀滉大投手(30)と投げ合った。序盤から安定感を示し、5回4安打2失点でメジャー自己最多タイとなる7勝目の権利を手にしてマウンドをリリーフ陣に託した。

 相手先発は今季からメジャーに戦いの場を移した右腕。メジャーの“先輩”として負けられない戦いだった。

 初回はともにスライダーで2つの三振を奪うなど万全の立ち上がり。調子の良さに加え「幸運」も味方につけた。2-0の2回、1死から6番・マルテに右中間への強烈な当たりを許した。打者走者は悠々と三塁に達したが、打球が右中間フェンスの下部に挟まり、ボールデッドとなったとして二塁打に。走者は三塁から二塁へと戻された。

 2死後、8番・ビエントスの2球目に暴投で走者を三塁に進めたが、ビエントスは空振り三振でこの回も無失点。結果的にフェンスに助けられた形となった。

 3、5回にともにファムにソロ本塁打を許し、メジャー最多タイの19被本塁打としたが、傷口は広げず。毎回の8三振を奪うなど全力でメッツ打線と対峙(たいじ)した。

 日本人投手の先発での投げ合いは2019年8月27日に当時、マリナーズだった菊池とヤンキース・田中が対戦して以来、4年ぶり17度目。千賀は前回登板の5月30日(同31日)のブルワーズ戦で5回2失点と力投。今季6勝目で、日米通算100勝の大台に到達した。今季は開幕から安定感ある投球を続け、開幕から5連勝をマーク。その後は連敗したが、前回登板で連敗に終止符を打ち、調子を戻してきた。

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