4年ぶり日本人先発対決は、ともに勝敗つかず Bジェイズ菊池、メジャー自己最多7勝目権利得て降板も…

[ 2023年6月5日 04:52 ]

インターリーグ   メッツーブルージェイズ ( 2023年6月4日    ニューヨーク )

菊池雄星(左)と千賀滉大(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)とメッツ・千賀滉大投手が4日(日本時間5日)の対戦でともに先発。2019年8月27日に当時、マリナーズだった菊池とヤンキース・田中が対戦して以来、4年ぶり17度目となる日本人投手の先発対決は両者、白星を得ることなく終わった。

 本来の力を発揮したのは菊池だった。初回はともにスライダーで2つの三振を奪うなど万全の立ち上がり。2-0の2回、1死から6番・マルテに右中間への強烈な当たりを許し、打者走者は悠々と三塁へ。しかし打球が右中間フェンスの下部に挟まり、ボールデッドとなったとして走者は三塁から二塁へと戻された。2死後、8番・ビエントスの2球目に暴投で走者を三塁に進めたが、ビエントスは空振り三振でこの回も無失点。結果的に“幸運”にも救われることとなった。

 3、5回にともにファムにソロ本塁打を許し、メジャー最多タイの19被本塁打としたが、傷口は広げず。毎回の8三振を奪うなど全力でメッツ打線と対峙(たいじ)。5回4安打2失点と力投し、メジャー自己最多となる7勝目の権利を持ってマウンドをリリーフ陣に託した。

 しかし菊池の後を受けた2番手・ピアソンが4-2の6回に2本のソロ本塁打を被弾し同点に。ブルージェイズは直後の7回に勝ち越したが、菊池の勝利投手の権利は消えた。

 メッツの千賀滉大投手(30)が4日(日本時間5日)のブルージェイズ戦に先発。菊池雄星投手(31)との投げ合いとなったが、メジャー最短の2回2/3を4安打4失点で降板し、6勝目はならなかった。

 千賀はメジャー初の中4日先発マウンドで苦しんだ。0-0の2回、1死からチャプマンに四球、続くバーショに右前打を浴びて1死一、三塁とピンチを広げると、7番・メリーフィールドには低め95・3マイル(約153・3キロ)直球を右中間に運ばれる2点適時二塁打を許し、菊池より先に点を失った。

 3回には1死からゲレロに左越えソロを許すなど2失点。3-0の2死二塁から連続四球を出した時点で交代を告げられた。与えた四球は5個と制球力を欠いた。

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