メッツ・千賀滉大 メジャー最短2回2/3、4失点降板で6勝目ならず 菊池雄星に投げ勝てず

[ 2023年6月5日 03:38 ]

インターリーグ   メッツーブルージェイズ ( 2023年6月4日    ニューヨーク )

メッツ先発の千賀(AP)
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 メッツの千賀滉大投手(30)が4日(日本時間5日)のブルージェイズ戦に先発。菊池雄星投手(31)との投げ合いとなったが、メジャー最短の2回2/3を4安打4失点で降板し、6勝目はならなかった。

 メジャーで初めて中4日で上がる先発マウンド。万全の立ち上がりかに見えた。初回は先頭のスプリンガーをカットボールで投ゴロ、さらに続くビシェットは96・7マイル(約155・6キロ)直球で空振り三振に仕留めた。2死から四球を出したが、捕手・アルバレスの巧みな一塁けん制で一走・ゲレロはアウト。初回は無失点で終えた。

 しかし調子の波をつかみきれなかった。2回、1死からチャプマンに四球を与え、続くバーショに右前打を浴びて1死一、三塁。7番・メリーフィールドには低め95・3マイル(約153・3キロ)直球を右中間に運ばれる2点適時二塁打を許し、菊池より先に点を失った。

 3回には1死からゲレロに左越えソロを許すなど2失点。3-0の2死二塁から連続四球を出した時点で交代を告げられた。与えた四球は5個と制球力を欠いた。

 2019年8月27日に当時、マリナーズだった菊池とヤンキース・田中が対戦して以来、4年ぶり17度目となった日本人先発投手の対戦。2人は日本では2018年に2度対戦し、1勝1敗と五分の成績だった。千賀は前回登板の5月31日(同6月1日)のフィリーズ戦で7回1安打無失点と好投。三振も9つ奪うなど、非の打ち所がない投球内容で今季5勝目を挙げた。完全復調が期待された登板だっただけに、痛すぎる乱調となった。

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