セ界初の男・松井颯がプロ初の抹消 交流戦初登板で花咲徳栄同期生に3ラン被弾

[ 2023年6月5日 15:09 ]

<巨・日>3回、野村に3ランを浴びる松井(撮影・白鳥 佳樹)
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 日本野球機構(NPB)は5日、セ・パ両リーグの出場選手登録および抹消を発表し、巨人は育成ドラフト1位右腕・松井颯(はやて)投手(22)を抹消した。松井の出場選手登録抹消は初めて。

 5月15日に支配下選手登録され、初めて出場選手登録された同21日の中日戦(東京D)でプロ初登板初先発。3回まで完全投球を見せるなど5回2安打無失点と好投してプロ初勝利をマークした。

 育成出身の新人が初登板で初勝利を挙げるのは2018年の大竹耕太郎(当時ソフトバンク、現阪神)以来5年ぶり2人目、セ・リーグ初の快挙だった。

 だが、プロ3度目の先発で交流戦初登板となった前日4日の日本ハム戦(東京D)では花咲徳栄(埼玉)時代の同期生で、ともに甲子園出場を果たした野村佑希内野手(22)とのプロ初対決で6号3ランを浴びるなど3回7安打5失点で初KO。プロ初黒星を喫していた。

 1軍での投手成績は全て先発で3試合に登板し、1勝1敗、防御率4.15。5月28日の阪神戦(甲子園)では相手先発右腕・才木からプロ3打席目で初安打も放ち、打率は.500(2打数1安打)だった。

 【松井颯の1軍全登板】
5月21日 中日戦(東京D) 5回2安打無失点で勝利投手 MAX151キロ
5月28日 阪神戦(甲子園) 5回5安打1失点で勝敗なし MAX150キロ
6月4日 日本ハム戦(東京D) 3回7安打5失点で敗戦投手 MAX151キロ

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