楽天・マー君 負ければ最下位転落の重圧に負けず7回1失点 勝利投手の権利もって降板

[ 2023年5月5日 20:22 ]

パ・リーグ   楽天ー日本ハム ( 2023年5月5日    エスコンF )

<日・楽>力投する先発の田中将(撮影・高橋 茂夫)
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 楽天の田中将大投手(34)が5日の日本ハム戦(エスコンF)に先発登板し、7回1失点だった。

 ここまで今季5試合に登板して2勝2敗、防御率3・37。前回登板の4月28日の西武戦(ベルーナD)では7回2失点と好投しながらも打線の援護がなく負け投手となった。この日は負ければ最下位転落というプレッシャーのかかるマウンドで安定感抜群の投球を見せた。

 初回から3回まで毎回安打を許しながらも、スライダー、スプリットを織り交ぜた巧みな投球で後続を抑えた。4回には1死から2者連続三振で、この試合初めての3者凡退。5回も簡単に3者凡退に抑えて、ここまでわずか54球3安打と付け入る隙を与えなかった。

 6回にようやく味方打線が日本ハム先発・加藤貴から2点を奪って先制。援護をもらった田中将は直後の6回2死から二塁打と連続四球で満塁の大ピンチを招いた。それでも、万波を遊ゴロに仕留めて得点は与えなかった。

 7回は二塁打、二ゴロの1死三塁から左犠飛で1点を返されたものの、最少失点で切り抜けた。1点をリードしたまま7回91球6安打4奪三振2四球1失点で勝利投手の権利をもって降板となった。

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