ヤクルト・村上　18試合78打席ぶりアーチも空砲…チームは5位転落

セ・リーグ   ヤクルト7－8巨人 （ 2023年5月4日    東京D ）

＜巨・ヤ＞7回、村上は同点2ランを放つ（撮影・沢田　明徳）
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　久々の感触だった。ファンもナインも待ち望んでいた放物線。ヤクルト・村上が4月11日のDeNA戦以来、18試合、78打席ぶりとなるアーチ。一時同点となる3号2ランを右翼席中段へ運んだ。

　「自分のエラーで流れを悪くしたので、取り返したかった」。4―6の7回1死一塁。大江の内角高め直球を振り抜いた。4、5回の守備で悪送球。5回は逆転につながり、ミスを取り戻す一発だった。3回には中前打。4月5日の中日戦以来のマルチ安打もマークした。

　青木から助言をもらうなど試行錯誤してきた。「昨日から少しずついい感覚が戻ってきていた」と明かす。チームは競り負けて5位に転落。「今日の負けを引きずらず、また勝てるように頑張ります」と主砲は前を向いた。（青森　正宣）