落合博満氏「投手の球速増の要因」を答える 投球技術?ボールの変化?ガンの測定方法?

[ 2023年5月5日 17:10 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が5日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新企画の「オレ流質問箱」第2弾として野球の話から人生相談までNGなしで寄せられた質問に答えた。

 YouTubeの登録者やファンから寄せられた質問に“基本的に”NGなしで答えていく新企画。かつて150キロが剛速球のバロメーターだったが、今では160キロを投げる投手が増えている点に関し「(球速増は)投球技術の向上なのか、ボールが変わったからなのか、スピードガンの測定基準が変わったのか。ご教示願いたい」との質問が出された。

 トレーニングに関する方法論の確立、さらに投球フォームなどを含めたデータの視覚化でより効率的に体を使えるようになった点も含め、野球界は日々進歩している。落合氏も「これはね、野球をやってる選手の体つきが変わったんだと思います。ボールが変わったとか、スピードガンの測定基準が変わったのかっていうことは、あまり関係ないと思います」と語った。

 「20年前っていうのは、(現在ほど)あまりスピードガンっていうのに着目点っていうのは置かれてなかった。スピードガンがない時代には、150キロ、160キロ投げるピッチャーは伝説的に語られてるっていうのはあると思います。金田正一さんだとか江夏豊さんだとかね。彼らの場合は、160キロくらいの真っ直ぐを投げていたんじゃないのかっていうふうに言われる時代だった」とし「オレがやってる頃でも、150キロを超えるピッチャーっていうのは、そうそういるわけでもなかった」と話した。

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2023年5月5日のニュース