ロッテ朗希 右手中指のマメは「去年と同じことにならないように…大丈夫です」 昨年は1カ月離脱

[ 2023年5月6日 00:24 ]

パ・リーグ   ロッテ0―0ソフトバンク ( 2023年5月5日    ZOZOマリン )

<ロ・ソ>5回2死、ガルビスから12個目の三振を奪った佐々木朗(撮影・長久保 豊)
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 ロッテは5日、本拠のZOZOマリンでソフトバンクに延長12回の末、0―0で引き分けた。先発の佐々木朗希投手(21)は5回、89球を投げ無安打無失点、今季最多の12三振の快投。6回から継投に出たが、計7投手による継投で無失点に抑えたが、打線があと1本奪えなかった。

 ウインドブレーカーを着て手袋をはめた佐々木朗もベンチから必死にチームを鼓舞。最終12回には茶谷にバットに念を込める執念も見せたが、最後の攻撃も無得点に終わり、悔しそうな表情をみせた。

 試合後、吉井監督は佐々木朗の交代理由について「指にマメができたので。いつだったっけ、去年と同じようなところにできたので、去年無理して1カ月くらい休んだらしいので、早めに切り上げました」と説明した。昨年右手中指のマメで7月の1カ月間を離脱したことを踏まえ、重症になる前に降板させた。

 佐々木朗は「去年と同じことにならないように早めに切り上げる事になりました。大丈夫です」と話した。指揮官は「指を見てちょっとこれはやめたほうがいいなと思ったので。朗希も投げたくなさそうだったです」と補足。今後については「そこは(予定)立てないです。マメなので、皮膚がちゃんと生えてくるのにどれだけ時間がかかるか。2日くらいは様子を見て決めたいなと思います」と慎重に見極める方針を明かした。

 佐々木朗は試合開始時点で中堅から本塁方向へ風速17メートルの強風が吹く中でのマウンドで、しっかりと修正。4回までで早くも今季3度目の2桁奪三振となる10三振に到達した。通算では11度目の2桁奪三振。黒木投手コーチらに並び球団歴代8位となった。5回にも2三振を奪って、この試合12三振となり今季最多。今季32イニングで今季50三振に到達した。

 ノーヒットのままでの交代となったが、ローテーションに大きな穴をあけないすることが大事。チームは現在2位。首位争いには佐々木朗希は欠かせない。

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