カージナルス・ヌートバー止まらない キャリア初の4安打 打率も急上昇

[ 2023年5月5日 05:15 ]

インターリーグ   カージナルス7-11エンゼルス ( 2023年5月4日    セントルイス )

<カージナルス・エンゼルス>8回、この日4安打目となる内野安打を放ったヌートバー(撮影・会津 智海)
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 カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(25)が4日(日本時間5日)、本拠地でのエンゼルス戦に「1番・右翼」で先発出場。メジャーでは初となる4安打を放つ活躍を見せた。

 初回の第1打席に3試合ぶりとなる中前打。3回の第2打席も中前打。これで今季3度目となるマルチ。第3打席は投ゴロに倒れたが、6回の第4打席は7球目を叩いて左前打。そして8回も7球目を打って遊撃を強襲する内野安打。キャリア初の4安打で最高の切り込み隊長ぶりを見せた。

 前日3日は侍の同僚である大谷と初対決。しかし、大谷の前に手も足も出ず3三振。大谷降板後の2番手シルセスからも快音は出ず4打数無安打。チームも1点リードの9回に3失点し逆転負けを喫した。ヌートバーは試合後、「おそらく世界最高の選手(大谷)なのにはそれだけの理由があるということ。ラウンドワンは彼の勝ち」と完敗を認めた。エンゼルス戦2試合は6打数無安打とバットは湿っていた。

 しかし、この4安打で完全に流れが変わった。打率は試合前の・214から・262へと急上昇した。チームは敗れ、6連敗となったが、大谷との侍対決をきっかけに上昇ベクトルに転じたヌートバーにとって収穫の大きい一戦となった。

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