ラミレス氏 日本で学んだ3つの精神とは 「外国人にとって、この3つに適応するのは簡単ではない」

[ 2023年5月5日 22:24 ]

アレックス・ラミレス氏
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 DeNA元監督のアレックス・ラミレス氏(48)が5日放送のNHKEテレ「スイッチインタビュー」(後9・30)に出演。野球好きという女優の寺島しのぶ(50)と対談し、日本で学んだ3つの精神を明かした。

 ラミレス氏は01年にヤクルトに入団。巨人、DeNAでもプレーして外国出身選手初の通算2000安打を達成し、DeNAでは監督も務めた。今年、競技者表彰のプレーヤー部門で殿堂入りを果たした。

 ラミレス氏はヤクルト入団当初、プレーするのは「1年間だけ」と考えており、「お金を十分稼いで米国に帰ろうと思っていました」と当時の本音を明かした。また、メジャーリーグから日本のプロ野球にやって来る選手は「無意識に日本の野球を見下していることがある。メジャーリーグ以上のものはない」と、助っ人選手たちの心情を語った。

 自身もそういった思いはあったが「来日して日本の野球はレベルが高い」とすぐに気づいたという。そこから「日本の野球を学ぶんだと考えを変えねば。日本でプレーしているのだから日本の野球を理解しないといけない」と気持ちを切り替えた。

 また、日本に適応するために「学んだことが3つある」とした。それは「“ショウガナイ”シチュエーション」「ハイ!ワカリマシタ」「ガンバリマス」の3つだった。

 「外国人にとって、この3つに適応するのは簡単ではない」というラミレス氏は「日本で成功したいと思うのであれば、自分が日本にアジャストしないと。日本がアジャストはしてくれない」と振り返った。

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