今季初S阪神・岩崎、小学校の卒業文集公開 子供たちへ「継続すること」伝える 水泳から学んだ少年時代

[ 2023年5月5日 09:00 ]

セ・リーグ   阪神3ー2中日 ( 2023年5月4日    甲子園 )

阪神・岩崎の小学時代の卒業文集の作文
Photo By スポニチ

 阪神・岩崎優投手(31)が4日、5月5日の「こどもの日」に合わせて小学6年時の卒業文集に載せた作文を公開し、子供たちにメッセージを送った。小学生時代は水泳に打ち込んだ左腕。ポリシーでもある「継続すること」の重要性を言葉に乗せた。 

 岩崎少年が水泳を通じて学んだことは、そのまま31歳になった岩崎優の信念になっている。約20年前に記した作文。「何を書いたかなんて覚えていないですよ」と苦笑いを浮かべながら、文章を読み返していくと当時の記憶が徐々によみがえってきた。

 「自分のタイムを上げるとか、リレーなら4人で良いタイムを出せるようにとか、そんなことを思いながら日々やってましたね」。

 最上級の「A」クラスを目指した4年生の時には1日に三、四千メートル泳ぐなど、練習は一層、厳しくなった。ここで一度、心が折れかけたものの、タイムが向上し目標の「A」クラスに到達。続けることで得られるもの、到達できる場所があることを、身をもって感じた。

 野球部に入った中学時代は練習後に7キロのランニングを欠かさなかった。「3年間やり通しました。寝てしまっても、その後に起きて走って。雨の日も、風の日も走ってましたね」。子供たちに送るメッセージも、ただ一つだけだ。

 「何でも良いから決めて、それを毎日絶対にやる。継続することです。野球なら素振りの一振りでもいい。英語なら1日1単語覚えるとかでもいい。継続すれば、何かにつながると思うので」。地道な積み重ねが生み出すものは小さくない。

≪湯浅不在の間岩崎抑え継続≫
 ○…岡田監督は湯浅不在の期間は岩崎を代役守護神として起用していく方針を口にした。「そこ(湯浅が戻る)まではなあ。勝ち越したら最後は岩崎でと、最初から思ってたけどね。なかなかそういう展開にならへんかった」。湯浅は4月16日に出場選手登録を抹消。戦線離脱後、実に15試合目にして訪れたセーブ機会で仕事を果たした10年目左腕に指揮官は「(打者の)右左関係なしで安心して見てました」と全幅の信頼を寄せた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年5月5日のニュース