楽天・則本　今季4戦目登板もいまだ“援護点”なし…気迫の投球で8回無失点も初白星お預け

パ・リーグ   楽天0―2ロッテ （ 2023年5月3日    楽天モバイル ）

＜楽・ロ＞3回、平沢を併殺に打ち取りガッツポーズで吠える則本（撮影・篠原岳夫）
Photo By スポニチ

　楽天の則本昂大投手（32）が3日、本拠でのロッテ戦に先発。8回5安打無失点と好投するも、打線の援護なく今季初白星はまたもお預けとなった。

　則本は4月25日のソフトバンク戦が降雨中止となったため、前回登板（4月18日オリックス戦）から中14日での登板。初回から7回まで先頭打者を全て打ち取る安定感抜群の投球を披露。

　3回は1死一、二塁とされるも平沢を二ゴロ併殺打に打ち取ると雄叫びを上げガッツポーズ。6回には2死三塁のピンチで岡島にセンター方向へ痛烈な打球を飛ばされるも、中堅・岡島が華麗なスライディングキャッチ。味方の好捕にも救われるなどスコアボードにゼロを並べた。

　0―0のまま8回もマウンドに上がった則本は、先頭の中村奨に中前打を浴びると続く田村の投犠打により1死二塁のピンチ。ここで和田を空振り三振、平沢を二ゴロに仕留め無失点で切り抜けると、再び雄叫びを上げた。

　則本は今季最長となる8回を投げ切り、打者28人に対し107球、被安打5、奪三振2、与四球1の無失点と好投し降板。打線の援護なくまたも初白星お預けとなった。

　なお楽天打線は、則本登板中は4日西武戦、11日オリックス戦、18日オリックス戦に続き4戦連続“無得点”。則本は今季、味方打線から1点も援護点がない状況が続いている。