DeNAバウアー　初球151キロ球場どよめき　「史上最強助っ人」サイ・ヤング右腕が1軍初登板初先発

セ・リーグ   DeNA－広島 （ 2023年5月3日    横浜 ）

＜D・広＞DeNA先発のバウアー（撮影・島崎忠彦）
Photo By スポニチ

　DeNAの新外国人、トレバー・バウアー投手（32）が3日、本拠地で行われた広島戦に先発。「1軍デビュー」を果たした。初回の初球は151キロで、1番・野間を右飛に打ち取った。大観衆の横浜スタジアムからはどよめきが起きた。

　本拠地の横浜は歓迎ムード一色。球場最寄りのJR関内駅、東急東横線横浜駅などには「BAUER来浜」のポスターが掲出され、球場へ向かうファンが写真に収める姿が多く見られた。また、この日から横浜高島屋の壁面に巨大懸垂幕も登場。高さ約22メートル、幅約10メートルで、ポスターと同じデザインになっている。試合のチケットはほぼ完売。午前11時30分の開門を前に、ゲートには長い行列ができた。　

　前日練習後に取材対応したバウアーは「素晴らしい気持ちでいっぱいです。気持ちも凄く高ぶって、もう24時間以内にそのときが来ますが、凄く良い状態で迎えられます」と声を弾ませた。

　20年サイ・ヤング賞受賞の超大物。ここまでイースタン・リーグで3度先発して状態を上げてきたとあり、目標の奪三振については「27個三振が取れればと思っています」とぶち上げた。

　4月28日の同リーグ・ロッテ戦で93球を投じてから中4日の登板。短い登板間隔についても「自分にとっては一番慣れている。本心は中3日で投げられると感じているので、それよりは一日多いと考えています」とニヤリと笑った。また、広島に在籍するレッズ時代の同僚・秋山について「楽しい思い出があるので凄く楽しみです。良い打者だと思います」と心待ちにした。